妊娠初期は、赤ちゃんにとって大事な時期となります。お腹の中で細胞分裂を繰り返し、臓器を形成する時期だからです。その一方、妊婦さんの身体も大きく変化するようになります。ホルモンの影響で体が熱っぽく感じたり、つわりによる吐き気🤮や胃の不調もその一つです。その他にも、便秘や下痢といった症状も引き起こしやすいでしょう。今回は、そんな妊娠中に起きやすい下痢になってしまう原因と、対処できる方法について詳しく見ていきたいと思います🔍
妊娠中のさまざまな変化
🚽身体の変化
妊娠をすることで女性ホルモンの分泌量が増えるため、その影響から自律神経が乱れてしまい、便秘や下痢になりやすくなります。女性ホルモンは出産まで増えた状態が維持されるので、ストレスを減らしてリラックスすることがとても大切です。妊娠中には、家族👪が協力して妊婦さんが十分に休憩をとったり睡眠不足にならないように気遣ってあげることが重要となります。
🚽食生活の変化
妊娠すると食生活が大きく変わります。食べつわりで消化に悪いものばかりを食べてしまうと、消化不良を引き起こして便秘と下痢を繰り返します。また、食欲がないと食が進まずに食事の代わりにアイス🍦や冷たい飲料などを飲みたくなるものです。ですが、妊娠中に冷たいものをたくさん摂取してしまうと、おなかが冷えてしまい、それが原因で下痢になってしまうのです。つわりなどで普段通りの食事ができないことはつらいですが、冷たいものはなるべく控えるように心がけましょう。
妊娠中に注意することは?
🚽かかりやすい胃腸炎と種類
1日に10回以上の下痢が続く
37.5度〜38度以上の発熱が数日続いている
水分補給が困難なほど嘔吐を伴う場合
急に血便が出るようになった
下痢と合わせて、上記の症状が見られる場合は、「細菌性胃腸炎」や「ウィルス性胃腸炎」の可能性があるので、かかりつけの病院で一度診てもらうようにしてください。また、胃腸炎お種類には下記のようなものがあります。
細菌性胃腸炎🦠
腸炎ビブリオ:症状は腹痛、吐出、下痢などが見られ原因は魚介類(潜伏期間は10時間〜24時間)
サルモネラ菌:症状は腹痛、吐出、下痢、発熱、血便などが見られ原因は加熱不足な鶏肉や卵(潜伏期間は5時間〜72時間)
ウイルス性胃腸炎🦠
ノロウイルス:症状は吐出、下痢、発熱、腹痛などで原因は二枚貝(潜伏期間は1日〜2日)
ロタウイルス:症状は吐出、下痢、発熱などで原因は感染者の便や吐出(潜伏期間は1日〜3日)
妊娠中には注意すべきことがたくさんあります。特に病気になってしまうと、摂取できない薬剤💊も多いため、十分な注意をはらい病気にならないことが何よりも大切です。また、食事を楽しむ人にとって食べたいものを食べられないことはとてもつらいことです。妊娠中の食事は、妊婦さんの健康と共に赤ちゃんの健康にも影響を与えるということを意識し、食べ物には万全の注意を払いましょう。そうすることによって、病気にかからず妊婦さんと赤ちゃん👶🏻が健康になれるのです。