妊娠中には血流が悪くなり、むくみや腫れといった症状が現れることが多いです。ですが中には、「妊娠高血圧症候群」という病気が原因でむくみの症状が現れることもあります。妊婦さんが高血圧になると、赤ちゃんに届くはずの栄養や酸素などが十分に届けられず、胎児発育不全が発生することもあります。妊娠中の高血圧症候群は、早産や死産につながる恐れもあるため、妊娠中には特に気をつけたい妊娠高血圧症候群について詳しく見ていきたいと思います🔍
妊娠中の浮腫について
浮腫は妊娠高血圧症候群のサイン?
妊娠中にむくみの症状が現れる原因は、血流悪化の他にも妊娠高血圧症候群による場合もあります。食事の際に塩分の摂り過ぎには十分気をつけていたとしても、妊娠中は血圧が上がり📈やすく、気づいたら血圧が下がらなくなってしまったというケースもあります🤒定期診断で全く問題のなかった血圧が、急に高くなってしまうのが妊娠高血圧症候群なので、症状が出てしまったら適切な治療を受けることが何よりも大切になります。
妊娠高血圧症候群の原因とは?
妊娠する前から、高血圧や糖尿病、肝臓、心臓に持病がある妊婦さんは、妊娠高血圧症候群のリスクが高くなります。その他にも、元々肥満ぎみだったり、高齢の方や初産婦🤰🏻の場合にもリスクが上がると言われています。妊娠高血圧症候群になる主な原因は、血管内皮障害による血管の異常収縮や血液凝固によるものとされていますが、全ての原因に関しては未だに未解明となっています。
妊娠高血圧症候群の治療法や対策
妊娠高血圧症候群の治療法
病院で妊娠高血圧症候群だと診断された場合、診断時にあまり症状が感じられなくても突然重症化する恐れがあります。そのため妊娠高血圧症候群の場合には、治療薬💊を処方され服用しながら治療する必要があります。また、状態が重度の場合には、入院をするよう医師から案内されることもあるため、急な入院でバタバタしてしまわないように、妊娠中は普段からすぐに入院ができるよう予め準備をしておきましょう📋妊娠高血圧症候群の根本的な治療法はなく、血圧を上げてしまわないように生活習慣を見直し、安静にするようにと指導を受けるでしょう。また、症状が深刻で母体と赤ちゃんの両方にリスクが高くなると判断された場合は、早期の誘発分娩や帝王切開が行われる場合があることも覚えておきましょう。
妊娠高血圧症候群を予防するために
塩分の多い食事は、血圧をあげる原因となってしまいます。なので、なるべく塩分🧂を控えた食生活を心がけることが大切です。厚生労働省によると、1日の塩分摂取量の目安は成人女性で6.5g未満とされています。基準値以上に塩分を摂取してしまっている妊婦さんは、食生活を一度見直すようにしましょう。また、妊娠高血圧症候群は自覚症状があまりなく、健診で初めて分かるケースも多いです。そのため、早期発見ができるように妊婦健診を予定通りに受けるようにしましょう。