「便秘」は生活なのかでもよく起こる症状の一つであり、妊娠をしていなくても便秘で悩む人は多いでしょう。ですが、妊娠するとさらに便秘になりやすくなると言われています。今回は、そんな妊娠中に便秘になってしまう原因と合わせて、便秘に悩まないためにはどうすればよいのかについても詳しくみてみましょう✨
便秘の原因ってなあに？
🚽ホルモンの動き
妊娠初期に便秘になる原因の一つは、黄体ホルモンにあります。このプロゲステロンとも呼ばれる女性ホルモンは、妊娠をすると体が妊娠を維持しようと分泌量が急激に増えるので、その影響で腸や胃などの消化器官の筋肉💪🏻を緩ませてしまい便秘になりやすくなります。また、子宮が大きくなると腸が圧迫され、こられが原因で消化管の運動が弱まってしまい、食べ物の残量が胃腸を通過する時間が長くなります。こういった症状が積み重なり、便を送り出す働きがうまく機能せず便秘が生じてしまうのです。
🚽水分・食事量の不足
妊娠初期にはつわりで食事はもちろん、水さえ飲めなくなる妊婦さんもなかにはいるでしょう。水を飲んでも吐き気により嘔吐をしてしまうと、水分💧が不足して脱水症状に陥りやすくなります。こういった体内の水分不足状態が続いてしまうと、便も硬くなり腸の環境も悪くなるので便を排出しにくくなってしまうのです😔また、赤ちゃんに贈るため血液量も増え、妊娠中はさらに水分不足になりがちです。その他にも、便が硬くなることで痔になりやすくなってしまうため、妊娠中の水分補給はとても大切になります。また、水分不足と同じように食事量が減ってしまっても、便意が感じにくくなり便秘になりやすくなります。
便秘にならないためには
🚽水分や食物繊維をしっかりと摂る
便秘は体の中に水分が足りないときに生じる症状です。なので妊娠中、小まめな水分補給が便秘対策にはとても重要となります。つわりの症状がひどく、なかなか口にできない場合は汁物やスープ🥣など、自身の飲みやすいものに代替えし水分補給をしても構いません。妊娠中に便秘にならないためには、どんな形であっても水分補給を怠らないことが大切なので心がけるようにしましょう。また、食事で食物繊維🍌を摂取することも忘れないでください。食物繊維は便を柔らかくする「水溶性食物繊維」と、便のかさ増しをすることで腸の動きを活発にさせる「不溶性食物繊維」があります。この両方の食物繊維をバランスよく摂取するようにしましょう。
- 水溶性食物繊維が含まれた食品：果物、海藻類、大麦など
- 不溶性食物繊維が含まれた食品：玄米ご飯、ほうれん草、きのこ類など
🚽適度な運動で腸を動かす
妊婦さんの子宮が大きくなるにつれ、胃腸の働きが鈍くなりやすいです。また、黄体ホルモンの影響により腸の働きも鈍くなってしまうため、腸の働きを促すために体調に合わせて軽い運動をするように心がけましょう。ウォーキングやマタニティヨガなど、日々の軽い運動を習慣づけすることで、便秘予防にもなりより健康的なマタニティライフを送ることができます🧘♀️また、食生活の見直しや運動をとり入れても便秘の症状が改善されない場合は、自己判断で市販の便秘薬を服用することは避け、かかりつけの病院で一度相談するようにしましょう。