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妊婦さんが貧血になりやすい原因は?

女性の多くは、日常生活の中で貧血気味の方が多いと言いますが、妊娠することによって貧血の症状がより深刻になる妊婦さんもなかにはいます。妊娠が貧血の原因となることも珍しくありません。今回はそんな妊娠中に起こりやすい、貧血🤦🏻の原因について見ていきたいと思います。また妊娠中、妊婦さんが貧血で悩まないため、貧血の予防法についてもしっかりと見ていきましょう🔍


妊娠中に起こる貧血の原因や特徴

妊娠中に起きる貧血の原因

普段貧血の症状が起こりにくいタイプでも、妊娠することで貧血になりやすくなります。妊娠中に摂取する栄養素は、母体より胎児へ優先的に栄養素が運ばれます。赤ちゃん👶🏻の成長は目まぐるしく早いため、想像以上の栄養素が必要となります。特に妊娠中は赤ちゃんを育てるために、大量の血液を必要としますが、体内の鉄分が減ってしまうと、全身に酸素を送る役割をしているヘモグロビンが足らなくなってしまい、鉄欠乏性貧血になってしまいます。全身に酸素が送れなくなってしまうと、頭痛や息切れ、めまい、立ちくらみといった貧血の症状が出てしまうのです。

 

貧血の特徴

上記でも述べましたが、貧血は血液中でのヘモグロビンが足りなくなることで起きる症状となります。ヘモグロビンは酸素💨を全身に運ぶ役割を担っているので、ヘモグロビン濃度が薄くなると酸素が全身にうまく行き渡らなくなります。それにより頭痛はもちろん、めまいや立ちくらみといった症状が出てしまい、身体的にも疲れやすくなってしまいます。妊娠中多くの妊婦さん🤰🏻が、こういった貧血の症状に悩んでおり、なんと妊娠中4人に1人は貧血ぎみだと言われています。


貧血予防をはじめよう!

1日に必要な鉄分は?

女性は1日に、約0.8mgの鉄分が失われます。また月経がある女性は、1日あたり約0.5mg換算して鉄分が失われるため、損失量を踏まえて鉄分を摂取する必要があります。女性の1日あたりの鉄分摂取推奨量⚖️は、月経がある場合10.5mgとなり、月経がない場合だと6.5mgとなります。また妊娠中は、妊娠時期によって摂取する推奨量が異なります。妊娠初期であれば9mg、妊娠中期〜妊娠後期にかけては16mgの鉄が必要となり、特に妊娠中期以降は赤ちゃんへも沢山の酸素を送り届けなければならないため、多くの鉄分が必要になります。

 

鉄分はどうやって摂取するの?

鉄欠乏性貧血を引き起こさないためには、貧血が起こる前からしっかりと鉄分を摂取し予防する必要があります。妊婦さんは、鉄分の豊富な食材を中心に摂取することを心がけましょう🥗まず、レバーや豚肉、牛肉などには、動物由来の鉄分で知られている「ヘム鉄」が豊富に含まれています。このヘム鉄は、身体に吸収されやすい鉄分となり、妊婦さんの貧血を防ぐために最も効果的な食材です。野菜や穀物🌾に多く含まれる植物由来の鉄分「非ヘム鉄」も、妊娠中には積極的に摂取しましょう。これらの食材以外にも、鉄分の吸収を促してくれるビタミンC、葉酸、ビタミンB12も意識して摂取することを忘れないでください。妊娠中は妊婦さん自身だけでなく、赤ちゃんのためにもしっかりと鉄分を摂りましょう。