妊娠中期を過ぎると、妊婦さんはお腹の赤ちゃんが逆子になるのではないかと心配になることも多いでしょう。妊娠初期に逆子の状態であることは特に問題ありませんが、妊娠後期に逆子状態から赤ちゃんの体制が変わらないと、正常分娩ができなくなります。逆子は分娩までに自然と治るケースが多いですが、それでも逆子だと言われると不安な気持ちになるものです。逆子だと分かったときにはどのような対策方法があるのでしょうか。また、逆子の原因と予防法について一緒に見ていきましょう💁🏻♀️
逆子の原因と診断時期や割合
🔍逆子の原因
現代医学では、逆子となるはっきりとした原因はまだ解明されていません。ですが、妊婦さん🤰🏻の子宮や子宮周囲の筋肉が緊張することで、逆子になるリスクが高くなります。妊婦さんの子宮の形や骨盤の構造、羊水量やストレスなども要因の一つだと考えられます。特に、妊婦さんの身長が低く骨盤が狭いと、逆子になりやすいとも言われています。また双子や、三つ子といった多胎妊娠の場合も、お腹に動ける十分なスペースがないため、逆子になりやすくなっています。なお、高齢妊娠や高齢出産だからといって、逆子になるリスクが上がるわけではありません。逆子という理由で、赤ちゃんの成長や妊婦さんの体に大きな影響を及ぼすわけではないので、安心してください😌
🔍逆子と診断される時期や割合
妊娠中期に逆子だと診断される割合は3〜5割ほどと、決して少なくありません。妊娠中期になると胎児の筋肉💪🏻や神経などが成長し、動きもどんどん活発になります。また、この時期は赤ちゃんの身体がまだ小さいので、子宮内のスペースも広く自由に動き回ることもできます。そのため、動いているうちに逆子になっていたなんてことも多いのです。逆子の状態だと診断されても出産直前に正しい位置に戻る可能性も十分あるので安心してください。ただ、妊娠後期に入っても引き続き逆子だと診断された場合には、出産方法を検討しなければなりません。逆子の懸念が診断される時期は、妊娠30〜32週頃となっているので覚えておきましょう📝
逆子にならないためのポイント
✔ 階段を避ける
妊娠中に逆子を予防するためには、子宮を収縮させないことが大切です。子宮の収縮を防ぐために、なるべく段差🪜を避けるようにしましょう。階段の上り下りは、妊婦さんの体や特に筋肉にかかる負担が増えてしまうためです。スロープがある場合は、階段ではなくなるべくスロープや坂道を選ぶと負担も軽減され良いでしょう。また、エレベータやエスカレーターがある場合は、無理せず利用するようにしてください。遠回りなっても、階段などの段差を利用しないほうが、妊婦さんの負担が軽減され逆子予防にも繋がります☝🏻
✔ 背伸びはしない
ストレッチやヨガ🧘🏻♀️などで、背伸びを無意識にやってしまう妊婦さんもいるでしょう。ですが、妊娠中に背伸びをすると、筋肉が収縮しやすくなるため子宮にも影響を与えます。また、高いところのものを取るときも、無理して取ろうとすることでお腹に力がかかってしまうので注意⚠️が必要です。こういった行為が、子宮の収縮を促してしまう可能性があるので、なるべく高い所のものをとる時は、家族やパートナー、友人に頼むようにしましょう。妊娠中は、普段何気なく行っている行為が、母体や赤ちゃんに影響を与えることもあるので、特に背伸びといった行為も控えるようにしてください。
✔ 冷やさないことが大切
冷えはさまざまなトラブルの原因や、サインとなります。逆子の症状が見られる妊婦さんの多くは、母体に冷えの症状が見られることが多いです。冷えによって子宮の筋肉が固くなり、その影響で逆子のリスクが増してしまうのです。なので、普段からきちんと湯船🛁に浸かったり、冷たい飲み物や食べ物は控え、暖かいものを中心に摂取するよう心がけましょう。また、身体を冷やさないように血行を良くすることもとても大切です。血行を促進し、体を冷やさないよう妊娠中は特に注意しましょう。