妊娠後期に入ると、お腹がどんどん膨らんで妊婦さんはより動きづらくなります。普段何気なく行っていた動作や行動が難しく感じ、思うように動けず落ち込んでしまう日々もあるでしょう。また、妊娠が進むにつれ妊婦さん自身の変化も目に見えて大きくなってくるため、不安になったりマイナートラブルに悩まされることも多くなります。そんなマイナートラブルの一つでもある、妊娠後期には特に目立つお腹の張について見ていきたいと思います🔍
お腹の張りと妊婦さんの身体的な変化
🌿お腹の張りとは
赤ちゃんが育つお腹の中の子宮は、実は筋肉でできています。この筋肉は、外部からの刺激や、自律神経、ホルモンの影響にも敏感なため、普段は緩んだ状態でも何か刺激を受けることで、筋肉💪🏻の収縮を起こし、その影響でお腹の張りといった症状が現れるのです。また、個人差はあるものの、こういったお腹の張りは妊娠中期ごろにはあまり見られず、妊娠後期を過ぎてから立ったり座ったりといった動作で、症状が感じられることが多くなります。
🌿妊娠後期の身体に起こる変化
妊娠してから妊娠28週、8ヶ月を過ぎると妊娠後期に突入します。ここから出産する日まで、お腹はどんどん膨らみ、赤ちゃんの健康を確かめることができる「胎動」も感じることが多くなるでしょう。出産まで、赤ちゃん👶🏻と胎動を通してコミュニケーションが取れる、とても嬉しい時期な反面、マイナートラブルも発生しやすい時期です。子宮が大きくなるにつれ母体の中にある心臓、肝、胃腸、膀胱などの臓器が圧迫されるので、胃の不調や膀胱炎、便秘🚽といった症状にも悩まされるでしょう。また、体重も増えお腹も大きくなるため、その分足や腰にかかる負担も大きくなってきます。
お腹の張りの原因と対処法
🌿お腹の張りの原因
お腹の張りが起こる原因には、さまざまな要因が考えられます。活発な赤ちゃんの胎動による影響もあれば、よく動き疲労が溜まっている状態や、ストレスが影響しお腹の張りが見られることもあります。また、立ちっぱなしや座りっぱなしといった、同じ姿勢が続くことで起こる場合もあるので注意⚠️が必要です。その他にも、マイナートラブルの一つである便秘が原因となり、お腹の張りを引き起こすこともあります。さらに、妊娠後期のお腹の張りは前駆陣痛の影響も考えられるため、特に37週かを過ぎたころからは、張りの間隔にも気をつけるようにしましょう☝🏻
🌿お腹の張りを和らげる方法
もしお腹の張りを感じたら、なるべく早いうちに横になったり、座ったりしながら休息🛋️をとるようにしてください。しばらく体を休めることで、ほとんどの場合は症状が和らぎ元に戻りますが、なかには切迫早産や、常位胎盤早期剥離などのサインである場合もあるため、注意深く観察し異変を感じたらすぐに受診するようにしましょう。妊娠後期は、とくにゆとりを持って過ごすことが何よりも大切です。無理に動きすぎたり、体に負担をかけてしまうような姿勢は控え、ゆとりと余裕を持って過ごすよう心がけましょう🙂