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赤ちゃんが吐き戻しをする原因や対処法は?

生まれたばかりの赤ちゃん👶が、母乳やミルクを吐いてしまうことがあります。これを「吐き戻し」といい、新生児時期にはよくあることのひとつですが、親としてはどうしても心配で不安になってしまいます。この記事では、赤ちゃんの吐き戻しの原因や予防・対処法などを紹介します。


赤ちゃんが吐き戻しをする原因と予防策

吐き戻しの原因は?

新生児の胃はとても小さく、食道と胃をつなぐ入口部分の筋肉もまだ未熟な状態なので、逆流しやすい傾向にあります。また、哺乳の際に一緒に飲み込む空気も、吐き戻しの原因となります。特に哺乳瓶🍼を使う場合、空気の混入がより多くなります。その他にも、赤ちゃんの中枢神経がまだ未熟なことから、満腹になったということを感知できず、飲みすぎてしまうことも原因の一つです。


吐き戻しの予防法

予防策としては、授乳🤱の量やスピードを調節することが重要です。そのためには、授乳中や授乳後に間隔を空けてあげると良いでしょう。また、授乳の際に縦抱きで行うと、十二指腸にも到達しやすくミルクの逆流もしにくくなるため、吐き戻しの防止になります。授乳の際に飲み込んだ空気を抜くために、授乳後には赤ちゃんを縦にまっすぐ抱いてあげゲップをさせてあげましょう。新生児はまだ首が座っていないため、頭がぐらつかないように頭と腰をしっかりと支えて、ゲップを促してあげてください。


赤ちゃんの吐き戻しの対処法

赤ちゃんが吐き戻したら?

吐き戻しをした後は、まず顔や口についた嘔吐物を湿らせたガーゼなどできれいにぬぐってあげましょう。稀ではありますが、口の中のに残った嘔吐物が窒息の原因になるケースもあるので、口の中も確認する必要があります。また、汚れた服の着替えは、赤ちゃんが落ち着いてからにしましょう。吐き戻しから1~2時間後に、様子を見ながら脱水予防のため水分補給💧を行います。この時、まずはスプーン一杯程度の少量からあげはじめ、ちょっと時間をおくなどして様子を見ながら少しずつ量を増やすようにしてください。


受診が必要なケース

赤ちゃんの吐き戻しは、生理的な現象であるため、心配しなくてもいいケースが殆どですが、中には医者👨‍⚕️への相談が必要なケースもあるので注意が必要です。以下のような症状が見られる場合は、かかりつけの病院へ相談しましょう。

  • 噴水のように大量の嘔吐をする

  • 嘔吐物に異常がある(赤色、茶色、黄色、緑色の液体が混ざっている)

  • 発熱や下痢などの症状がある

  • いつもより機嫌が悪かったりぐったりしている

  • 頭部の打撲などがあった後に嘔吐をする


上記のような症状が見られる場合は、病気が原因である可能性がありますので、医療機関🏥で受診を受けましょう。また、ヨーグルト状の嘔吐物が見られることもありますが、これは消化途中のミルクを吐き出しているため、なにか問題があるわけではありません。ですが、このような状態が続くと「逆流性食道炎」になる恐れがあるので注意が必要です。


赤ちゃんの吐き戻しは、個人差はありますが、一般的に生後4~5ヶ月ごろには良くなると言われています。大事なことは、普段から赤ちゃんの様子をきちんと観察🔎することです。いつもと何か違うと感じたり、赤ちゃんの体調に異変が見られる場合は、すぐに医師に相談するようにしましょう。