赤ちゃんの世話をする時には、どうしても抱っこ🤱をすることが多くなります。ところが、まだ首のすわっていない赤ちゃんを抱っこする時は注意が必要です。そして抱き方も授乳やお風呂など、状況によって変わってきます。なので、予め安全で正しい赤ちゃんの抱き方を知っておくことはとても大事なことなのです。
赤ちゃんの抱き方の基本
自然な姿勢を維持する
赤ちゃんの自然な姿勢とは何でしょうか。それは「W字型」と「M字型」で説明することができます。簡単に説明すると、腕をばんざいするように(W字型になるように)上にあげ、足をカエルのようにM字型に開いた状態にすることです。特に股関節の脱臼🩹を予防するためには、下半身をこのM字型開脚の姿勢で維持しつつ、自由に動かせるような状態で抱っこをしてあげることがとても大切です。さらにもう一つ重要なことは、赤ちゃんの頭と首を支えることです。赤ちゃんの首の筋肉はまだ弱いため、重い頭を支えることができません。なので赤ちゃんを抱っこする際には、頭と首をしっかり支えるようにしましょう。
横抱きと縦抱き
赤ちゃん👶の抱き方は、大きく横抱きと縦抱きに分けることができます。まず、横抱きは片方の手の肘の内側に赤ちゃんの頭を乗せて胸に引き寄せた後、もう1つの手で下からそっとお尻を支えます。この方法は、親にとっても疲れにくい抱き方となります。縦抱きは、片手で赤ちゃんの頭と首を、もう一つの腕ではお尻を支える抱き方です。赤ちゃんの足をM字に開いて胸にしがみつくようにして抱っこするので、赤ちゃんの自然な姿勢を維持することができます。
状況に応じた抱き方のすすめ
赤ちゃんに授乳する時
哺乳瓶🍼でミルクを飲ませる時は横抱きが基本となります。ミルクを飲ませる時は、手の肘の内側でしっかりと支えながら、赤ちゃんの頭の位置を足より高くし、飲ませるようにしましょう。頭を高くすることでミルクの逆流を防ぐことができ、もし赤ちゃんが吐き戻しをしてしまっても、嘔吐物が気管に詰まることを防止することができます。また、母乳の際は横抱きの他にも、「交差横抱き」や「フットボール抱き」などと抱っこの方法もさまざまです。
授乳後ゲップをさせる時
赤ちゃんを縦抱きにして胸のほうに引き寄せ、赤ちゃんのあごを肩に乗せます。そして、片手🤚で赤ちゃんの頭や首をしっかりと支えながら、もう片方の手で赤ちゃんの背中をトントンと軽く叩いてあげましょう。他にも、膝の上に赤ちゃんを座らせ、片手で赤ちゃんの首と頭を支えた状態で、片方の手で赤ちゃんの背中を軽く叩く方法があります。
お風呂に入れる時
赤ちゃんをベビーバス🛀に入れる時は、片手で赤ちゃんの頭と首を支え、ゆっくりと入れます。そして片方の手で温かい水を使って優しく洗ってあげましょう。この時、赤ちゃんの上半身と顔が水に浸からないように注意することが大切です。また、赤ちゃんをお風呂に入れている時は、必ず赤ちゃんから目を離さないようにしてください。
赤ちゃんを抱っこするには、このように気をつけることが幾つもあります。また、抱き癖がつくのを心配している方もいると思います。ですが、抱っこは親子の信頼関係だけでなく、赤ちゃんの成長や発育を促す重要なコミュニケーションであり、人格の形成や情緒的な安定にも大きな影響を与えます。なので、親子👪共に楽になる抱っこの仕方を覚え、赤ちゃんをたくさん抱っこしてあげてくださいね。