お腹が大きくなると、あまり動こうとせず家で生活する時間が長くなりがちです。そういった生活が続き、家にばかり居てしまうとビタミンD不足になります。ビタミンDは太陽🌞を浴びることによって、体内で生成されますが、あまり外出しない妊婦さんはビタミンDが足りなくなり「ビタミンD欠乏症」を引き起こしてしまいます。そんな私たちの体に重要な影響を与えるビタミンDを、妊娠中も積極的に摂取する方法を一緒に見ていきましょう🔍
ビタミンDの特徴と欠乏症の原因
🌳ビタミンDとは?
ビタミンDは、骨を強くするのに役立つ栄養素です。カルシウムの吸収を促し、骨を作るサポートをしてくれます。また、血管や筋肉に含まれたカルシウム濃度🦴を調節し、健康を保つ面でも重要な役割をしています。最近の研究では生活習慣病や、うつ病の予防にも効果があり、免疫力を高めるという報告もあるほど、とても重要な栄養素なのです。大切な栄養素であるビタミンDは、皮膚に紫外線を浴びるだけで体内で生成されます。また、ビタミンDは食事🥣を通しても摂取できるので、日ごろからビタミンDが多く含まれた食材を中心に食事するように意識しましょう。
🌳ビタミンD欠乏症が起こる原因について
近年多くの妊婦さんに、ビタミンDが不足した状態がよくみられるようです。以前と比べ食生活も大きく変わり、インスタント食品🍜を中心とした食生活を送っている方も増えました。その影響で、魚を食べる習慣が減ってしまったことが原因の一つだと言えます。また、妊娠が進むにつれ外出する頻度や時間が減ることで、日光に浴びる機会が少なくなってしまうことも原因の一つと言えるでしょう。その他にも、過度な紫外線対策によりビタミンDの生成に影響を与えているようです。
ビタミンD欠乏症とは?
🌳骨を弱くする
ビタミンD欠乏症は、ビタミンDが慢性的に不足していることでカルシウムが体内に吸収されにくく、骨粗しょう症や骨軟化症につながります。一般的にビタミンDは、骨を丈夫にするビタミンの一つですが、ビタミンDが不足すると骨を弱くしてしまう傾向にあります。妊婦さん🤰🏻の場合だと、早産や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病のリスクが高まることも考えられます。特にビタミンDは、成長にかかわる必須栄養素であるため、妊婦さんはもちろんお腹の赤ちゃんの成長にも必要となる栄養素です。妊娠中期からは赤ちゃん👶🏻が成長期に入るため、赤ちゃんの発育や骨を強くする役割が重要となります。なので、ビタミンDを意識して積極的に摂る必要があるのです。
🌳カルシウムの吸収を妨げる
ビタミンD欠乏症になるとカルシウムが体内に吸収されにくくなり、骨軟化症の原因にもなります。また、体内でのカルシウムが不足すると骨密度が低下し、骨粗しょう症などに繋がる恐れもあります。妊婦さんの場合、妊娠高血圧症候群や早産のリスクも高まるため、特に注意する必要があると言えるでしょう。1日の紫外線生成量などを守りながら、ビタミンDを補うことが大切です☝🏻
ビタミンDを生成するためには
🌳日光浴をする
ビタミンDは紫外線を通して生成できるものなので、毎日適度な日光を浴びることが重要です。食事以外で必要となる、ビタミンDの目安は1日あたり5.5μgであるため、これを目安に1日に必要なビタミンDを摂るよう心がけましょう。夏は日差しも強いため数分程度の日光浴で十分ですが、日差しの浴び過ぎは肌トラブルや、脱水症状💧の原因にもなりますので注意しましょう。おすすめ時は、朝夕の涼しい時間帯です。また、冬場は日照量が地域別に異なるので、各地の日照時間を参考に日光を浴びるようにしてください。
🌳食事でビタミンDを摂取
1日あたり妊婦さんが食事から摂取したいビタミンDの目安は、8.5μgとなります。ビタミンDはニシンやサンマ🐟、紅鮭などの魚類に多く含まれています。また、まいたけやキクラゲ、シメジといったきのこ類と卵黄にも含まれているので、これらを毎回の食事でとり入れるよう心がけましょう。
ですが、妊婦さんの体調によっては、なかなか食事で摂取できない場合もあるかと思います。食事でビタミンDが取れない方は、サプリメント💊を通して摂取することもできます。ただし、ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、体内に蓄積するリスクもあります。ビタミンDをサプリメントで摂取する目安は、大人で1日100μgとなるので摂取量を必ず守り栄養素を摂取しましょう。