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妊娠後期の下痢って大丈夫?

妊娠32週以降になると、お腹の膨らみもどんどん大きくなり、出産への不安で1日を過ごしている妊婦さんも多いでしょう。そんな時期に下痢の症状が現れると、不安はますます大きくなりますよね。下痢の原因は、ウイルス感染や細菌によるものだと思いがちですが、それ以外の原因もあるようです。妊娠後期に症状が現れると、とても不安になってしまう下痢の原因と対処法についてまとめました📋


妊娠後期に起きる下痢の原因

ホルモンバランスの変化

妊娠することで、プロゲステロンという黄体ホルモンの分泌量が多くなります。その影響で、下痢になりやすくなってしまうのです。このプロゲステロンには、腸の動きを抑える働きがあるため、腸の動きが弱まり食べ物の消化にも時間⌛がかかってしまいます。その結果、便秘や下痢といった腸トラブルを誘発するのです。多くの場合は症状が軽かったり、短時間で良くなることが多いので、あまり心配する必要はありませんが、普段から消化の良い食生活を心がけ、脱水症状を起こさないように水分補給💧は小まめに行いましょう。

 

ウイルスや細菌感染

妊娠中は抵抗力が低下しているため、妊娠前に比べ妊婦さんは感染症や、食中毒にかかるリスクが高まり、なかには重症化する場合もあります。注意が必要な細菌🦠には、「リステリア菌」と「カンピロバクター」が挙げられます。この細菌に感染すると、胎児敗血症や新生児髄膜炎といった病気の原因となる場合もあります。特にリステリア菌は、妊娠していない時に比べて感染率が20倍も高くなるため、注意が必要です。1日に10回以上下痢の症状が続く場合は、早めにかかりつけの病院🏥で診察を受けるようにしましょう。


下痢を予防するためには

冷えやストレスには注意

まず、身体を冷やさないことが大切です。特にお腹は、日ごろからしっかりと温めることが大切です。体を温めるためには、お風呂に浸かり温まるのも方法の一つです。妊娠中には負担がかからない半身浴🛁もおすすめです。普段よく飲むお茶や水も、冷たいものより温かいものを選ぶと良いでしょう。また、普段からストレスを溜めすぎないことも大切です。妊娠後期は特に、出産や育児の不安でストレスを抱えがちなので、リラックスし気持ちにゆとりを持って過ごしましょう🍃

 

食事に気を付ける

妊娠中は、ホルモンバランスの影響で消化の働きが悪くなるので、その分食生活にも注意が必要です。食事をする際には消化に悪いもの、濃い味のもの、辛いもの、生物や火の通りが不十分なものには十分注意しましょう。また、つわりの症状がひどいときに、空腹を満たすため清涼飲料水や、ガム、飴🍬を口にする方も多いでしょう。ですが、こういったものには「人口甘味料」が含まれており、この人口甘味料が腸の働きを活発にさせ、下痢🚽を引き起こす原因となる場合もあります。ですので、下痢の症状が見られた場合は、人口甘味料が含まれたものは控える方が良いでしょう。