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妊娠後期の動悸はどうして起こる?

妊娠中は、身体の変化で悩むことも多くあるでしょう。特に妊娠後期になると、身体的な変化により様々な症状が現れやすく、動悸や息切れといった症状もそのひとつです。お産の際、安定した精神状態で挑むためにも、不安な症状や要素はなるべく早く解消したいものですよね。そんな、妊娠後期に起こる動悸の原因や対処法について見ていきましょう✅


妊娠後期に起こる動悸の原因

✔ 血流量の増加による貧血

まず、考えられる動悸の原因としては、貧血が挙げられます。血流量🩸の増加によって引き起こされる貧血が、動悸の症状につながるのです。妊婦さんは妊娠前と比べて、血液量がどんどん増えていきます。ですが、赤血球の数はあまり変化がないため、血液が一時的に薄い状態となり「鉄欠乏性貧血」という症状が引き起こされるのです。また、血流量が増えると、その分全身に血液を送る役割を果たす、心臓にも大きな負担がかかってしまいます。こういった理由から、妊娠後期は特に動悸や息切れといった症状が感じやすいのです😔

 

✔ 子宮から受ける圧迫

子宮が大きくなると、その分母体のさまざまな臓器を圧迫しはじめます。妊娠後期に入り、大きくなった子宮が「横隔膜」を押し上げることにより、この横隔膜が心臓を圧迫し動悸の症状を誘発します。また肺🫁が圧迫されると、息切れといった症状も現れやすくなります。妊娠後期はとにかく子宮がどんどん膨らんでくるので、肺や心臓などをはじめさまざまな臓器に圧がかかり、症状を引き起こす原因となります。症状がひどい場合には、無理せずかかりつけの病院にて一度診てもらうようにしましょう。

 

✔ 自律神経の乱れ

妊娠初期は、プロゲステロンという黄体ホルモンが急激に増加し、自律神経が乱れることで動悸を引き起こすことがあります。この自律神経の乱れが、妊娠後期に起こる動悸の原因となることもあるのです。妊娠後期は、出産に向け様々な不安や悩み💭を抱え、ストレスを受けやすくなります。その影響で自律神経も乱れやすくなり、結果として動悸などの症状が出やすくなってしまうのです。妊婦さんも自覚のないままプレッシャーや不安により、ストレスが溜まりやすいので、注意することが大切です🤲🏻


動悸を対処するためには

✔ 鉄分は十分に摂る

原因が貧血の場合は、鉄分を摂ることが重要となります。鉄分を十分に摂取することは、貧血の改善に役に立ち、動悸を治すにもより効果的だと言えるでしょう。日ごろから鉄分を多く含む、牛肉、赤身魚、大豆製品、ほうれん草🥬などを積極的に摂るようにしましょう。また、食事以外でもサプリメントを通して鉄分を摂取するのも方法の一つです。貧血が改善すれば、動悸はもちろん他のつらい症状を改善することも期待できます。

 

✔ リラックスできる姿勢・休憩

動悸を感じる際には、できるだけ早めに安静を取る必要があります。また休憩をとる際、寝方を変えてみるのも効果的です。横になる🛋️際は、体の左を下にして横向きに寝る姿勢がおすすめですが、お腹への負担を考慮し、無理に姿勢を変えないように気をつけましょう。妊娠後期は、少しでも体への負担を減らし、動悸や息切れといった症状を抑えて生活したするよう心がけ、無理な姿勢や立ちっぱなしといった体に負担がかかる行為は避けるようにしてください。