妊婦さんにとって妊娠後期は、胎児の発育と共に今まで経験したことのない症状が現れる時期でもあります。この時期になると「息苦しさ」で悩む妊婦さんも多いはずです。息が苦しくなると血液の酸素が不足するため、赤ちゃんへ酸素がきちんと行き届いているのか不安になりますよね。このつらい息苦しさはいつまで続くのか、また原因や対処法についてまとめてみました📜
息苦しさの原因
✔ 子宮からの圧迫
妊娠後期になると、妊婦さん🤰🏻のお腹は胎児の成長に伴いどんどん大きくなります。妊婦さんの子宮が大きくなるにつれ、周りの臓器にも影響を及ぼします。胃や腸、肝、肺といったさまざまな臓器が圧迫され、肺の体積が減少することによって呼吸が少しずつ浅くなり、息苦しさを感じるようになるのです。また子宮が膨らむことで、付近の血管も圧迫されてしまうので、体全体の血流が滞ってしまいます。その結果、血液🩸が全体に上手く回らず、めまいや動悸、息苦しさといった症状が出てしまうのです。
✔ 血液量の変化
上記でも説明しているように、妊娠後期に入ると血液の流れにも影響を与えます。また、妊娠中は赤ちゃん👶🏻を育てるために、たくさんの栄養や酸素が必要となります。そういった栄養や酸素を届けるために、血液の量はぐんと増えますが、血液中の酸素の量が追いつかず赤血球が少なくなり、酸素がからだ全体に行きわたりにくくなってしまいます。これにより、息苦しさの他にもめまいや、貧血といった症状が現れるのです。
息苦しさを和らげる対策
✔ 食事に気を付ける
食事の食べ過ぎが、息苦しさの症状をさらにひどくしてしまう恐れがあります。なので、息苦しさが感じられる場合は、1回に食べる量を少し減らしてみましょう。その分食事回数をいつもより増やし、少量🥗を小まめに摂るようにしてください。また食事の時、食べる時はよく噛んで食べると胃腸への負担が軽減できます。また、鉄分の豊富な食材を摂取することを心がけ、水分補給💧も血液の流れをよくするのに効果的なので、水分も忘れずにしっかりと摂りましょう。
✔ リラックスできる姿勢
息苦しい時には、無理せず休憩🛏️をとるようにしてください。深呼吸し、リラックスしながら息を整えましょう。なかなか姿勢が落ち着かない時は、枕やクッションを利用し、楽な姿勢が取れるよう工夫してみましょう。横になって休むときのおすすめな姿勢は「シムス体位」です。シムス体位とは、左側を下にして片膝を曲げてゆったりと横になる姿勢のことです。また、普段から体に負担をかけない服装を選ぶようにしましょう。体を締め付けるような服装は、息苦しさの症状をさらに悪化させる可能性があるため、できればゆったりとした楽に過ごせる服装を心がけてくださいね☝🏻