妊娠は女性にとって嬉しいことですが、その反面さまざまな症状が伴うものです。妊娠週数が進むにつれ、身体的な変化も大きくなり、つらい症状で悩むことも多くなるでしょう。特に、赤ちゃんの成長につれお腹も大きくなるので、その分腰や膝にも負担がかかってきます。そんな妊娠中、妊婦さんを悩ませる症状のひとつである膝の痛みについて、原因や対処法を詳しく説明していきます🤲🏻
妊娠中に起こる膝の痛みの原因
🏷️骨盤が開いてガニ股歩きに
お腹が大きくなると、腰を後ろに反るような姿勢になりやすく、骨盤が緩み開いてくると、自然と足もガニ股のようになります。これは、1つの関節の位置が変化することにより、周辺の関節にも影響を与える「運動連鎖」と呼ばれる状態で、このガニ股の状態が続いてしまうと、膝🦵🏻にも痛みが現れます。ガニ股の状態のまま歩くと、膝関節に通常より倍以上の負担かかるためです。
🏷️膝に負担のかかる姿勢や行動
妊娠週数が進むと、お腹がどんどん大きくなり、その影響で身体の重心も前方へと移動します。なので、妊娠前と比べて立ち方や、歩き方🚶🏻♀️などといった姿勢が崩れてしまい、その負担が腰や膝の痛みとして現れるようになります。また体重が増えた分、立ち上がろうとした時、無意識のうちに体のあちこちに力が加わってしまい、背部の筋肉や様々な関節に大きな負担がかかります。こういった何気ない行動も、妊娠中は体に負担をかけてしまうのです。
膝の痛みを対処法について
🏷️骨盤ベルトの着用
膝の痛みには、骨盤ベルトを使用することをおすすめします。妊娠中は母体にかかる負担が大きく、骨盤がゆがみ、姿勢も悪くなりがちです。ですが、このベルトを着用すると、身体の外側から骨盤を安定させ、姿勢も整い腰や膝にかかる負担も軽減できるでしょう。また、痛みが辛くすぐにどうにかしたい場合は、医師🧑🏻⚕️に相談のうえで痛み止めや、湿布といった処置方法も検討しましょう。骨盤ベルトもお腹を締め付け圧迫してしまう場合もあるため、着ける際は医師と相談してから着用すると安心でしょう。
🏷️ストレッチ・マタニティヨガ
妊娠中の膝の痛みの原因は、姿勢の崩れや、歩き方(ガニ股)の変化が大きいです。ですが、こういった症状を放っておくと、産後まで痛みが続くこともあります。なので、日ごろからストレッチやマタニティヨガ🧘🏻♀️で、緩んだ骨盤を引き締め、姿勢を正すことが大切です。ヨガのポーズでのおすすめは、「ビラーサ」「太鼓橋のポーズ」などがあります。体調を見ながら、隙間時間に骨盤ケアや太腿のストレッチを行い、少しでも膝の痛みを和らげましょう😌