妊娠初期にはつわりで食が進まず、妊娠中期になると赤ちゃんの成長と共に、便秘や下痢といった症状がひどくなる妊婦さん🤰🏻も多くいます。妊娠中は女性ホルモンの影響や、子宮が大きくなることで腸を圧迫し便秘を引き起こしやすくなるのです。そういった影響で便秘が続いてしまうと、痔になってしまいます。そんな妊娠中つらい痔の症状について、原因や予防・治療法についてまとめました📖
痔の種類と原因について
🩺痔の種類
妊婦さんによく起こる痔には3種類があり「いぼ痔(内痔核・外痔核)」「あな痔(痔瘻)」「切れ痔(裂肛)」があります。いぼ痔は妊婦さんが一番☝🏻なりやすい痔でもあり、直腸から肛門あたりにかけて血管が圧迫され、鬱血しいぼ状に腫れます。また、いぼ痔には内痔核と外痔核があり、それぞれ症状が異なるのが特徴です。また、あな痔は肛門周囲が化膿したり、膿が流れ出てきてしまい、ひどい場合には発熱や強い痛みを伴うことがあります。切れ痔は無理にいきむことで、肛門周囲の皮膚が裂けたり、切れたりし傷ができてしまうことをいいます。
🩺妊娠中には痔になりやすい?
妊娠すると痔になりやすいと言われていますが、その原因は女性ホルモンが関係しています。妊娠することで分泌量が増す黄体ホルモン(プロゲステロン)により、腸の動きが弱まり便秘🚽が引き起こされ結果、痔にまでつながってしまうのです。また、妊婦さんは妊娠が進むにつれ子宮が大きくなるので、大きくなった子宮により腸が圧迫され便秘が起き、痔につながることもあります。他にもつわりの影響で食事習慣が崩れたり、水分不足💧や運動不足によっても痔が引き起こされます。
痔の予防をしましょう
🩺痔に良い食べ物
妊娠中に痔を予防するためには、まずは便秘にならないことがとても大切です。消化に良い食べ物を中心に摂取することを心がけましょう。便秘対策に良い食べ物は、食物繊維が多く含まれたものとなり、特に便秘時には水溶性食物繊維が含まれている、りんご🍎、山芋、わかめ、大豆、昆布などを摂取することをおすすめします。食物繊維以外にも乳酸菌を積極的に摂取し、腸内環境を整えると良いでしょう。また、水分不足も便秘のもととなってしまうので、小まめな水分補給も忘れないでください。
🩺痔を治療するには
痔の症状は放っておくと悪化することもあります。また、痔の種類によっては、強い痛みや発熱🤒などを伴う場合もあるので、たかが痔と油断は禁物です。また、痔はお尻の症状であるため、受診することが恥ずかしく感じられる方もいるでしょう。ですが、時には悪性の病気の可能性もあるので、早めに診てもらうことが大切です。妊娠中はどんな病気が潜んでいるか分かりません。放っておくと、赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性もあるので、なるべく早く受診🏥し治療を受けるようにしましょう。また受診する際は、必ず妊娠中であることを伝えるようにしてくださいね。