post-title

妊娠中におこりやすいデリケートゾーンの悩み

妊娠中は、おりものの分泌も増えるため、デリケートゾーンの悩みで不快な思いをしている妊婦さんも多いと思います。特に妊娠中には、体力も免疫力も低下している時期なので、感染症対策もとても重要となります。そんな妊娠中に多りやすいデリケートゾーンのトラブルや、予防法、治療法について紹介したいと思います🤲🏻


妊娠中に起こるデリケートゾンのトラブル

✔ 妊娠中はおりものの量が増える

妊娠することでおりものの分泌量も増え、透明や白、黄色といったおりものが多く、匂いも妊娠前と違いすっぱく感じる方もいるようです。おりものの色や量、匂いは個人差も多いため、一概には言えませんが、妊娠中チーズ🧀のように白くてポロポロとしたおりものが見られる場合には、「カンジダ膣炎」の可能性が高いです。カンジダ膣炎とは、膣壁と外側の膣あたりに痛みが感じられ、かゆくなったり、赤みといった症状が生じる病気です。妊婦さん🤰🏻の肌はデリケートになりやすいため、おりもののかぶれによってかゆみが引き起こされることもあります。

 

✔ 妊娠中に起きやすい「カンジダ腟炎」

女性は月経を通して膣を洗浄する作用がありますが、妊娠中は月経が10ヶ月ほど来ないため、膣の環境が悪化しカンジダ腟炎🦠になりやすくなります。また、妊娠することで免疫力が落ちやすくなることも原因の一つと言えます。その他にも、つわりの症状による体力低下や、妊娠中のさまざまなストレスも、カンジダ腟炎の原因となってしまいます。カンジダ腟炎を発症しても、赤ちゃん👶🏻への影響はありませんが、お産時に産道を通って赤ちゃんは産まれてくるため、その際に感染するリスクは高まります。なので出産予定日前までには、しっかりと治療を行う必要があるのです。


症状の予防法や治療法

✔ デリケートゾーンのケア

高温や多湿はカンジダ菌が好む環境となります。特に妊娠中は、お腹まですっぽり覆うショーツをよく履きますが、蒸れを伴う恐れがあるため、小まめにおりものシートを取り換え、ショーツも1日に1~2回ほど着替えてあげると良いでしょう。また妊娠中は、心身が不安定になり、ストレスが溜まることが多いので、ストレスを溜めすぎないよう充分な睡眠💤と休息をとり、栄養バランスの取れた食生活を送るよう心がけましょう。また、デリケートゾーンの洗い過ぎは、腟の自浄作用をかえって低下させてしまう恐れもあるため、ビデで腟の中を頻繁に洗い流すといったようなことは控えてください🙅🏻‍♀️

 

✔ カンジダ腟炎の治療法

カンジダ(真菌)はカビの一つなので、カンジダ膣炎だと診断されたら、抗真菌薬の錠剤タイプや、塗って治療する塗り薬タイプを処方されることが多いでしょう。治療自体は、そこまで難しいものではないため安心してください。また、カンジダに対する「抗真菌成分」が配合された泡タイプの石鹸🧴などもありますので、泡でなでるよう洗い流しながら治療とケアを行うのもおすすめですよ。