妊娠すると、今まで経験したことのないめまい😵💫などの症状が見られることがあります。めまいの原因となる低血圧は、妊婦さんに起こりやすい症状の一つとなり、生理的な現象とも言えます。妊娠中には心身の変化に伴い血圧も変化するため、注意して血圧を管理することが大切です。妊娠中、よく見られる低血圧の症状や原因、対処法などについて紹介したいと思います🤲🏻
低血圧が起きる原因と症状は?
🩺低血圧の原因
「妊娠前にはこんな症状起きたことなかったのに」と思っている妊婦さんも多いでしょう。妊娠中はホルモンバランスの変化によって、自律神経が乱れ体調が不安定になりがちです。そういった体調の不調が、低血圧にも繋がってしまうのです。また、どんどん大きくなる子宮が、下半身から心臓🫀へと戻る血液の通り道である下大静脈を圧迫し、急激な低血圧を引き起こすこともあります。その他にも、血流を悪くする疲れやだるさも低血圧の原因として挙げられます。たちくらみを感じやすい場合も、低血圧の一種である「起立性低血圧」の可能性が考えられるので注意が必要です。
🩺低血圧の種類と症状
妊娠中に見られる低血圧には、「起立性低血圧」と「仰臥位低血圧症候群」の2種類があります。起立性低血圧とは、血流🩸が低下することで起立した際に立ちくらみや、めまいといった症状が見られる状態です。妊娠時は特に、転倒の恐れもあるため注意が必要となります。また、仰臥位低血圧症候群は、上記でも説明したように大きくなった子宮が、下大静脈などの血管部分を圧迫することで急激に血圧が低下する状態のことを指します。妊娠中の低血圧は、高血圧よりも影響を及ぼすリスクなどは低くなりますが、不調を感じても放置しがちな症状となるため、症状がひどくなると生活に支障⚡をきたす恐れもあります。
低血圧の症状が見られた時の対処法
🩺安静をとるようにする
低血圧によりめまいや立ちくらみなどが感じられた場合は、無理せず座るか横になり、安静を取るようにしましょう。低血圧の症状が続く際は、立ちっぱなし🚶🏻♀️の姿勢は控えるようにしてください。また、急激な動作や姿勢を変えたりするといった行動も、身体へ負担をかけてしまうため控えましょう。体調が急激に悪くなったり、回復に時間がかかる場合は、左側を下にして横向きになる「シムス位」をとり身体の回復を待ちます。それでも回復されない場合は、かかりつけの病院にて受診するようにしてください。
🩺水分・鉄分を補充する
妊婦さんが水分不足になると、血液の循環がうまく行われず、低血圧を引き起こすこともあります。脱水症状の危険もあるため、水分補給は小まめに行うようにしましょう。水分補給💧を行う際には、カフェインや糖分が含まれたものは、体内での水分吸収の妨げとなるため、水やお茶、ノンカフェイン飲料などを中心に摂取してください。また、食事でも鉄分をしっかりと摂取するように心がけましょう。つわりなどで食事が難しい場合には、サプリメントで鉄分を補うことを検討するのも方法の一つとなりますよ。