体重は増え過ぎても心配ですが、痩せ過ぎも心配です。太り過ぎの場合には難産になりやすく、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群になるリスクも高まります。その反対に、痩せ過ぎの状態では早産になりやすく、赤ちゃんへの栄養不足が原因で将来生活習慣病になってしまう可能性もあります。こういったトラブルは、ママだけでなく赤ちゃんに影響する場合もあるため、妊娠中の体重管理はとても重要と言えるでしょう☝🏻
妊娠時期別の体重管理法
時期別に気をつける体重管理のポイントをチェック✅しましょう。
📅妊娠12週まで
この時期はつわりの症状がひどく、赤ちゃんはまだ小さため体重の増減を大きく意識する必要はありません。吐きつわりや、匂いつわりがひどい場合は、なるべく口にできるものを中心に食事🥣をするようにしましょう。また、空腹になるとつわりの症状がひどくなる傾向にあるため、少量を細かく分けて食べるようにするのがこの時期のコツです。
📅妊娠13週～
つわりが落ち着き食事も楽しくなる時期なので、体重が一気に増えてしまわないよう注意が必要です。妊娠中は、一週間に500g前後の体重増加が目安となりますが、体型や妊娠前の体重によって異なるので、自身の増加適量⚖️をチェックし目標数値を立て、体重管理をする事をおすすめします。
📅妊娠後期
本格的に赤ちゃんがすくすく大きくなる時期で、体重増加にもより注意が必要な時期となります。栄養バランスの整った食事を摂りながら、カロリーが高い間食などはなるべく控えるようにしましょう。安静を指示されていなければ、適度な運動や散歩🚶🏻♀️を取り入れ、楽しく体重コントロールができるよう工夫しましょう。
BMIをチェックしよう
まずは理想的な体重増加の目安を、BMI（体格指数）で把握しておくことが大切です。BMIを基に自分の体型に合った体重増加量をチェック✅しましょう。
✔ BMIとは？
BMI＝体重（kg）÷身長（m）÷身長（m）
例）身長160cm、妊娠前の体重55kgの場合
55÷1.6÷1.6=BMI 21.5
✔ BMIで適正な体重増加をチェック
- BMI18.5未満（やせ型）：目標は妊娠前から12～15kg
- BMI18.5以上25.0未満（普通）：目標は妊娠前から10～13kg
- BMI25.0以上30.0未満（肥満）：目標は妊娠前から7～10kg
- BMI30.0以上（かなり肥満）：5kgまでを上限に個別対応
個人差はありますが、多くの人は妊娠12ヶ月頃からつわりが治っていきます。つわりが落ち着いたら、本格的に体重コントロールを始めてみましょう。体調が安静してきたら体重管理も意識して、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう🙂