妊娠中期は、おなかの赤ちゃんの動きがはっきりと分かるほど胎動が感じられたり、体内のホルモンの状態が安定したり、つわりが治まり体調もだいぶ楽になる時期です。一方、お腹が大きくなる事によって様々な症状や体の変化が起き始めます。この時期の多くの変化の内の一つは、お腹の張りや痛みです。そんな、妊娠中期に起こる腹痛の原因や、症状などを見ていきましょう🔍
妊娠中期の腹痛の原因
妊娠中期に入ると、赤ちゃん👶🏻の成長の成長もどんどん進むため、その分子宮も大きくなります。子宮は少しずつ徐々に大きくなるものですが、その過程でチクチクとしたお腹の痛みを感じることがあるでしょう。また、ホルモンバランスの乱れにより、便秘や下痢といった症状が現れる方も多くいます。こういった、便秘や下痢も腹痛の原因となるので、症状が続かないよう対策をしましょう。その他にも、下痢や腹痛などの症状と合わせて嘔吐が見られる場合は、胃腸炎などの感染症にかかっている可能性もあるため、かかりつけの病院🏥で一度診てもらうようにしてください。
妊娠中期の腹痛の症状
✔ 心配のない痛みや張り
お腹がチクチク、ズキズキした痛みは危険度が低い痛みです。これは、先ほど説明したように子宮が大きくなることによって起きる痛みであることが多いためです。その他にも、下痢や便秘🚽が原因となる腹痛も大きな心配はいらないでしょう。ですが、下痢や腹痛の症状と合わせて嘔吐や吐き気といった症状が見られる場合は注意してください。
⚠️危険な症状
チクチク、ズキズキした痛みの他に出血を伴ったり、規則的な間隔の陣痛、激痛などの症状が30分以上⏰継続する場合は注意が必要です。また、何度も痛みが起こる場合は、常位胎盤早期剝離、切迫早産、陣痛の始まりなど妊娠経過に問題が起きている可能性があります。こういった場合には、すぐに病院へ連絡するようにしてください。
妊娠中期に陣痛が起きたら?
大切なのは、どんな症状が危険かを認知しておくことです。検診で子宮頸管が短め、全治胎盤の疑いがあると指摘された事がある妊婦さんは、特に注意が必要となります。妊娠中期の痛みは流産・早産以外の危険を示す場合もあります。その他にも、常位胎盤剥離や臍帯脱出など、赤ちゃんや妊婦さんの命に危険が及ぶ、一刻を争う緊急事態の予兆であることもあるので、いつもと違うなと感じたらすぐに病院へ連絡☎️してください。
妊娠中期はつい無理をしがちです。横になっても張りや痛みが治らない、出血を伴うといった場合は、危険な症状の可能性もありますので、おかしいなと感じたら直ぐにかかりつけの病院で一度診てもらうようにしましょう🩺