女性の体は、月経周期や妊娠によって様々な変化を起こしますが、その中でも基礎体温は妊娠に伴って大きな変化を見せます。妊娠を考えている方や妊娠初期の方は、基礎体温を観察することで自分の体の状態を把握し、妊娠成功に繋げたり、妊娠した事実を素早く把握することができます。そんな、基礎体温ついて詳しく見ていきましょう👀
基礎体温について詳しく知ろう
✔ 基礎体温とは？
基礎体温とは、体が休息状態にあるときに計測される体温のことであり、安静な状況のもとで測定することを原則とします。また、毎日一定した時間帯に測ることが重要で、例えば毎朝🌞同じ時間に体温計で測定すると、基礎体温の変化をより正確に判断することができます。この基礎体温を毎日測定し記録📝しておくことで、排卵日や次の月経開始日を予測することが可能となります。
✔ 低温期と高温期の違いは？
女性の基礎体温の場合、低温期と高温期に分かれていますが、この低温期と高温期が交互に訪れる周期的な変動が繰り返されます。まず、月経から排卵が起こるまでの時期を低温期📉と言い、この期間は体温が36.5℃を大きく上回ることはなく、体温も安定した状態が維持されます。一方、高温期📈は排卵後から、次の月経が始まるまでの期間を指します。この期間は、基礎体温が36.8℃以上になります。つまり、体調が悪くないのにも関わらず、基礎体温が36.8℃以上に上がったときは、排卵が起こっていると考えられます。よって、基礎体温を計測することだけで、自分の生理周期の状態を把握することができるのです。
妊娠中の基礎体温の変化
妊娠前と、妊娠後の基礎体温には大きな違いがあります。妊娠前は、低温期と高温期が交互に繰り返されますが、妊娠後はホルモンの影響により、基礎体温🌡️が高温期のまま保たれることになります。
✔ 妊娠初期の変化
妊娠初期の基礎体温は、受精卵が着床する前の低温期と、着床後の高温期に分かれます。受精卵が着床すると、プロゲステロンというホルモンが分泌され、基礎体温が0.2〜0.5℃上昇します。この上昇は、通常の高温期よりも高く、一般的には36.8℃以上になります。また、妊娠初期の基礎体温は安定せず、周期的な変動が見られることがあります。
✔ 妊娠中期以降の変化
妊娠中期以降は、妊娠初期に比べてホルモンバランスが安定してくるので、基礎体温も比較的安定し、通常よりも少し高いほどの状態が続きます。ですが、妊娠後期に入ると再び高温期に戻ることもあります。これは、赤ちゃんが成長するにつれ体温が上がることで、母体🤰🏻の体温も上昇するためです。ごく一部ではありますが、妊娠初期に比べて体調の変化が激しくなることがあるため、体調の変化にも注意が必要です。
基礎体温で妊娠有無がわかる？
基礎体温は、妊娠有無を確定するための100％確実な指標ではありません。ですが、基礎体温の変化を観察することで、妊娠の可能性があるかどうかを推測することはできます。妊娠した場合、低温期から高温期に変化する過程で、基礎体温の上昇が見られます。また、妊娠ではない場合でも、基礎体温は月経周期に従って変化するため、生理開始前のタイミング📅などを確認することもできます。ですがやはり基礎体温のみでは、妊娠の有無を判断することは難しいため、妊娠が疑われる場合は、妊娠検査薬の使用を検討するようにしましょう😌