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妊婦さんは頻尿になりやすい!

さっき行ったばっかりなのにまたトイレに行きくなったり、夜中に何度もトイレで目が覚めたり、こんな症状は妊娠中によくありますよね。頻尿は90%以上📈の妊婦さんが経験するトラブルで、赤ちゃんの成長に問題を起こす症状ではないので心配はいりませんが、日常生活に影響がでてしまうことは多くあります。またひどい時は、腎盂腎炎や膀胱炎などのトラブルにつながる場合もあるので、気をつける必要があります。妊婦さんにはなぜ頻尿が発生するのか、注意すべき症状をみていきましょう💁🏻‍♀️


頻尿が起きる原因は?

🔍血液の量が増えるため

妊娠中は、赤ちゃんを育てるために血液量🩸が増えます。血液から毒素や老廃物をろ過し、取り除く役割をする腎臓は、取り除いた余分な水分と老廃物を尿として排出させます。なので妊娠中、血液量が増えてしまうと、腎臓がろ過しなくてはならない量も増えるため、尿の量も増える仕組みとなります。こういった症状が出始めると、トイレに行く回数が気になり水分を控える妊婦さん🤰🏻も多いですが、水分を控えたとしても血液の増加量は変わらないので、腎臓からはどんどん濾過した老廃物が排出されます。ですが体内に水分が足りないと、老廃物が尿や便として体の外に出にくくなるので、老廃物は体に溜まったままとなります。これが便秘や体のむくみの原因となり、母体と赤ちゃんに悪影響を及ぶ可能性もあるのです。


🔍大きくなった子宮が膀胱を圧迫するため

妊娠中期になり、子宮が大きくなり始めると大きくなった子宮が体の中の器官を圧迫します。特に子宮の前にある膀胱と尿路は、より大きな圧迫の影響を受けます。膀胱は尿を溜めておく器官なので、子宮が膀胱を圧迫してしまうと、その刺激により脳🧠へトイレに行くタイミングだとサインを送ってしまい、何度もトイレに行きたくなってしまうのです。また、子宮から圧迫をうけ、膀胱で尿を溜められる容量が少なくなってしまうため、通常より早く膀胱がいっぱいになったように感じてしまい、トイレ🚽が近くなることも原因の一つだと言われています。


頻尿の注意点と対処法とは?

✔ 尿路感染症に注意!

妊娠中に頻尿の症状が出た際には、尿路感染症による膀胱炎や、腎盂腎炎に注意が必要です。大きくなった子宮に圧迫される膀胱や、妊娠中に増加したプロゲステロンの影響により、尿管・膀胱・尿道の平滑筋が緩んでしまったり、尿のうっ滞や逆流が起こりやすくなります。それが続いてしまうと、膀胱炎や腎盂腎炎といった感染症🦠にかかりやすくなるのです。このような尿路感染症にかかってしまうと、切迫早産につながるリスクもあるため、事前に予防するよう心がけ、もし感染した際はすぐに専門の病院🏥で診察を受け、しっかりと治療しましょう。


✔ 頻尿の症状への対処法

水分補給💧はしっかりと行い、トイレに行きたくなったら我慢せず行くことが大切です。移動中はトイレに困る場合もあるかと思いますが、事前にトイレに行っておいたり、行き先の駅や停留場近くのトイレをチェックしておくと安心でしょう。車での移動の際は、コンビニや公共施設のトイレを利用し、我慢のし過ぎには注意してください。またトイレに行きやすい環境づくりも大切です。行きたいときにすぐに行けるように、家族👪🏻や周りの人にも配慮してもらいましょう。