胎動とは、妊婦さんのお腹の中にいる胎児が動くことで感じられる動きのことを言います。お腹の赤ちゃんは手足が生成し始める8週頃から動き始めますが、まだ力も弱く、小さいので妊婦さんが動きを感じることはありません。胎動を感じるようになるまでは、なかなか実際に赤ちゃんの存在を実感することができないため、早く胎動を感じて赤ちゃんと触れ合いたいと思うママやパパも多いはずです。そんなとっても待ち遠しい胎動は、具体的にいつ頃から感じられるようになるのか、詳しく見ていきましょう🔍
胎動はいつから感じる？
胎動を感じ始める時期は人それぞれで、感じ始めは腸などの内臓が動いていると勘違いしてしまうことも多いです。また、初産より経産の方が早めに胎動に気付きやすい傾向にあります。いつから感じるかは個人差があるので焦らずに待ってみましょう🙂
📅妊娠初期（〜4ヶ月）の胎動
妊娠初期の胎動は、恥骨からおへその下辺りで胎動を感じることが多いです。お腹の中でポコポコ🫧と空気が動いているような感覚を感じる妊婦さんもいますが、基本的にこの時期に胎動を感じることは多くありません。
📅妊娠中期（5〜7ヶ月）の胎動
妊娠中期からは子宮が大きくなり、羊水も増えはじめるので赤ちゃんが自由に動けるようになります。骨格と筋肉もしっかりと成長してくるので、胎動を感じることも増えるでしょう。また、赤ちゃんが手足を伸ばすこともできる時期なので、グッと押されるような胎動を感じる瞬間も多くなります。
📅妊娠後期（8〜9ヶ月）、臨月の胎動
赤ちゃんもずいぶん大きくなり、子宮の中で動ける空間が徐々に減るため、活発だった動きは少しずつ少なくなっていきますが、力強い胎動は続きます。たまに痛いと感じるほど、とってもパワフル💪🏻な胎動を感じることもあるでしょう。大きくなった赤ちゃんが、狭くなった子宮の中で姿勢を変える時は、ぐるっと回転するような胎動を感じたりもします。臨月に入ると、出産に向けて徐々に強度や頻度は減りますが、全く胎動が感じられなくなるということはないので、もし60分以上全く赤ちゃんの動きが感じられない場合は、異常のサインである可能性もあります。こういった場合は、すぐにかかりつけの病院🏥に知らせ診てもらうようにしましょう。
胎動の種類と意味は？
🚼胎動のバリエーション
胎動はさまざまなバリエーションで感じられます。手足を曲げたり伸ばしたキック🦵🏻やパンチのような胎動はよくある胎動で、たまに皮下脂肪が少なめの妊婦さんは皮膚の上から手足が見えることもあります。また、赤ちゃんが体を回転させる時に胎動を感じることもあります。上下に回転したり、左右の旋回も頻繁にあります。20週が過ぎ、横隔膜が動き始めると、しゃっくりをしているような動きを胎動として感じることもあるでしょう。その他にも、胎動をシャボン玉が弾けるように感じる妊婦さん🤰🏻もいれば、ポコポコとした感じや、パンチやキックのような感じ、ブルブル震える感じなど、赤ちゃんによって様々な動きが胎動として感じられます。
🚼胎動で発見できる異常なサイン
胎動は赤ちゃんがお腹の中で健康に成長していることを示すサインでもあるため、突然動きが少なくなったり、1時間以上感じられなくなったりした場合には、赤ちゃん👶🏻に異常が起きている可能性があります。へその緒が赤ちゃんの首に巻き付いてしまっていたり、低酸素状態で苦しんでいる状態もあるため、いつもと違うなと感じたり、胎動がほとんど感じられないなどの症状が見られる場合は、早めに病院へ連絡をするようにしましょう。