妊娠中いちばんつらい症状だとも言える「つわり」の症状。妊娠初期には、体調不良や吐き気、食欲不振といった症状が現れることがあります。こういった症状はつわりによるもので、症状に個人差はありますが、多くの妊婦さんが経験するものとなります。そんな妊娠中つらい「つわり」について、原因や代表的な症状をまとめました🤲🏻
つわりとは?
つわりが現れる時期
つわりとは、妊娠初期に起こる妊婦さん特有の症状で、吐き気や嘔吐、食欲不振、倦怠感などを引き起こすことがあります。つわりの症状は、早い人では次の生理予定日📅頃に現れますが、通常は妊娠5週頃から始まります。つわりの症状が起こる期間や、ピーク時などにも個人差がありますが、おおよそ妊娠8~9週頃に症状がピークに達することが多く、妊娠10~15週ごろには症状が落ち着いてくるのが一般的です。ただし、一部の妊婦さん🤰🏻では妊娠後期まで症状が続くこともあります。
つわりの原因
つわりの原因としては、妊娠初期に体内のホルモンバランスが変化し、特に女性ホルモンの分泌量が増加することがつわりの原因の一つとされています。また、子宮が大きくなるにつれて内臓が圧迫され、胃腸の機能が低下することもつわりの原因になると考えられています。ですが、明確な原因はまだ解明されておらず、症状に対する対処法はあってもつわりの症状をなくすことは、難しいとされています😔
代表的なつわりの症状
つわりの症状は人それぞれですが、代表的な症状をいくつかご紹介します。
吐き気・嘔吐🤮
「つわり=吐き気・嘔吐」と認識されているほど、吐き気や嘔吐といった症状が、つわりの代表的な症状でもあります。空腹時や食事中、または特定の匂いに反応して吐き気が起こったり、嘔吐してしまうことがあります。つわりの症状がひどい時や、なかなか治まらない場合は、無理に食べようとせず胃に優しいものを少しずつ食べるようにしましょう。
胃の不快感やムカつき💭
寝起きは血糖値が下がっているため、胃のむかつきや気持ち悪さを感じやすくなっています。また寝ている間に空腹状態となるため、胃の不快感を感じることも多くなるでしょう。日中も空腹状態が続くと胃の不快感を感じやすく、食事中や食後は胃のムカつきや胃もたれを感じることも多くなります。
眠気・イライラ・頭痛⚡
つわりの症状のうち、眠気やだるさが強く感じられることがあります。これはホルモンバランスの変化によるもので、日中に強い睡魔が襲ってくることもあるため、仮眠や気分転換をすることが大切です。また、イライラや頭痛もつわりの症状の一つであり、妊娠や出産に対する不安やストレスが原因となり起こることが多いです。
つわりの症状が重症化すると
妊娠悪阻と呼ばれるつわりの重症化は、全妊婦さんの5%前後に起こっている症状です。妊娠悪阻は、食事や水分補給💧ができないほどつわりの症状が重症化した状態となり、体重が急激に減少したり、脱水症状が現れることもあります。あまりにも症状が悪化すると、入院が必要となることもあるため、注意が必要となります。症状が重症化してしまうまで我慢せず、早めに専門医🧑🏻⚕️に相談するようにしましょう。また、妊娠悪阻を防ぐためには、水分補給はもちろん体重減少を防ぐために、少しずつでも食べることがとても大事です。つわりの症状で上手く食事が摂れない時は、少量を小分けにして食べたり、口にしやすいものを中心に摂取するようにしましょう。