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妊娠中にストレスを感じやすくなる原因と対処法

妊娠中は心穏やかに過ごしたいと思いつつも、なかなか思い通りにはならないのが現実。妊娠中の不快な症状が現れるたびにとまどったり、赤ちゃんが無事に生まれてくるか不安になったり、妊娠前とは明らかに違う体調などによってストレス💭が溜まりがちにはなってないでしょうか。また、普段なら気にとめることのないことに過敏になったり、なんの理由もなくイライラしたり、落ち込んでしまったり、精神的に不安定になることも多いでしょう。そんな妊娠中に感じやすいストレスについて、原因や対処法などを詳しく紹介したいと思います🤲🏻


妊娠中にストレスを感じやすくなる原因

✔ プロゲステロンの増加

妊娠の維持にも大切なホルモであるプロゲステロンは、月経前症候群(PMS)を誘発するホルモンでもあり、妊娠中は妊娠の維持のため分泌が増加します。その影響により、体のだるさや疲労感、頭痛など不快な症状を引き起こしてしまいます。プロゲステロンが増加すると、自律神経🧠にも影響を与えます。自律神経が乱れると、感情の起伏が激しくなったり、怒りや悲しみをといった感情にも敏感に反応してしまい、精神的にもストレスを感じたり、気持ちが滅入ってしまったりもします。産後にはプロゲステロンの分泌が減り、落ち着くのが一般的ですが、産後にもしばらくは体内のプロゲステロンは体内に残留するため、妊婦さんのメンタルへの影響が続く場合もあります😔


✔ セロトニンの影響

ストレスを感じたり、イライラしてしまうもう一つの原因は、セロトニンの分泌の低下にあります。セロトニンとは神経伝達物質の一つで、精神を安定させる役割があります。このセロトニンが不足すると鬱っぽくなったり、不安やイライラの誘発、ストレスなど精神的にも影響を与えると言われています。セロトニンは体内では生成されないため、食事で摂取する必要があります。牛乳🥛やヨーグルト、チーズなどの乳製品、納豆や豆腐などの大豆製品などに多く含まれています。また、セロトニンの合成に必須なのはビタミンB6となり、かつお、まぐろなどの魚介類とレバーなどの動物性食品で補うことができるので、バランスのとれた食生活🥗を心がけ妊娠中のストレス対策をしましょう。


妊娠中ストレスの胎児へ与える影響

妊娠中にストレスを感じると、胎児の発育にも影響を与えます。母体が強いストレスを感じると緊張や興奮などに関わる交感神経が働きます。この交感神経の働きは血圧を上昇、血管収縮を引き起こしてしまいます。そうすると心臓🫀や消化器官から優先的に血液を送るようになり、子宮と赤ちゃんには後回しなってしまいます。また、胎盤とへその緒への血流も悪くなり、そういった状態が続いてしまうと、赤ちゃんは酸素と栄養を受け取ることができず、胎児の発育の遅れといった症状が出てしまうのです。


妊娠中ストレスの対処法

妊娠中のストレスは、嫌でも感じてしまうものです。ですが重要なのは、そのストレスを溜めずに、なるべく早く発散するようにすることです。散歩や軽い運動で日光🌞を浴びると、セロトニンの分泌が活発になります。セロトニンは精神を安定させるので、妊娠中のイライラやストレスを和らげ、リラックス効果が期待できます。外出が不安な時期や体調が優れない時は、日当たりが良い室内で日光に当たるだけでも大丈夫です🍃


また、睡眠をしっかりとることも乱れた自律神経を整える効果があります。妊娠中は様々な症状やホルモンの影響で、ある程度のストレスは不可欠です。赤ちゃん👶🏻への影響を最小限にさせるのが大事で、ストレスを溜めず解消できる色々な発散方を試してみましょう。