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妊娠中の胃もたれ、どうにかしたい!

胃もたれは、摂取した食べ物の消化をうまくできず、食事の後などに胃がムカムカしたり重く感じる症状です。消化器の病気が原因で胃もたれが起こる場合もありますが、妊娠中はホルモンや生理的な問題が原因で胃もたれを起こしやすくなります。妊婦さんが胃もたれになる原因は時期によっても異なり、場合によっては妊娠初期から臨月まで悩まされることもあります。そんなつらい胃もたれの主な原因と対処法を時期別に見てみましょう🔍


妊娠時期別に見る胃もたれ

📅妊娠初期の胃もたれの原因

妊娠初期の胃もたれの原因は、つわりの症状であることが多いです。妊娠することで分泌量が増える黄体ホルモン🧬(プロゲステロン)は、胃の動きを弱くする作用があり、その影響で妊婦さんの消化機能は低下してしまいます。特に、胃から十二指腸に食べ物を送るぜん動運動が弱まることで、胃に長時間、食べたものが溜まってしまい、胃もたれが起きやすくなってしまいます。


📅妊娠中期の胃もたれの原因

黄体ホルモンは、妊娠中期も分泌を続けるため、引き続き胃の動きは低下したままとなり、胃もたれを起こしやすくします。また、なかにはつわりの症状が妊娠中期になっても続く場合もあり、吐き気🤮や食欲不振と合わせて、胃もたれや胃のむかつきを感じることもあるでしょう。つわりの症状が治まり、食事が自由に摂れるようになったことから、爆食をしてしまい胃もたれを起こしてしまうケースもあります。


📅妊娠後期の胃もたれの原因

妊娠後期の胃もたれは、大きくなった子宮が胃を圧迫することが原因で起こります。胎児の成長に伴い子宮が大きくなると、子宮の周りにある臓器🫁は圧迫されるため押し上げられます。これにより胃が十分に膨らまず、消化などといった胃の働きがスムーズに行えなくなり、胃もたれが起きてしまいます。妊娠後期の胃もたれや胸やけは、臨月に入り赤ちゃんが子宮口の方へ下がっていくと、落ち着いてくる傾向にあります。


胃もたれの予防・対処法

✔ 食生活の改善

胃もたれを少しでも和らげるためには、食事を少量ずつ分けよく噛んで食べることが大切です。一度に沢山の食事をとると、大量の胃酸が分泌され胃が刺激されます。また、満腹・空腹状態が続くと、胃痛を起こしやすくしてしまうため、気をつけましょう。食事の際は、腹7分目で食事を終えるようにし、胃に負担がかかりにくい食事や、消化に良いものを中心に摂取してください。果物でのおすすめは、胃に負担がかからないリンゴや桃などです。また、野菜では胃に優しいキャベツ🥬や、人参などがおすすめで、胃の粘膜を保護してくれるヨーグルトも胃もたれには良いでしょう。


✔ 食後すぐの運動・就寝は避ける

食後すぐの運動や、就寝はなるべく避けましょう。食事が終わり消化活動がはじまると、胃に血液🩸が集まりはじめるのですが、食後すぐに運動をしてしまうことで、胃に送られるべき血液が身体中に送られてしまい消化活動が十分に行われません。また、就寝前の食事も消化不良を引き起こす原因となるため、なるべく避けるようにしてください。その他にも、胃酸の逆流を防ぐため食事後すぐ横になることは避け、上体を高くしたまま休んだり、クッションやマット、枕などを使って胃酸の逆流が起きないように休むよう心がけましょう☝🏻