妊娠中に適度な運動や散歩をするのは良いことですが、中には注意が必要な場合もあります。そのうちの一つが階段です。階段は日常に溢れており、普段は平気な階段でも妊婦さんには危険をもたらす場所となってしまいます。そんな妊婦さんが特に注意したい、階段がなぜ危険を及ぼすのか、階段を使用する際の注意点や、転倒時の対処法を紹介していきたいと思います☝🏻
妊娠中の階段
妊婦には危険な理由
妊娠初期はつわりで体力が低下しやすい時期です。また、妊娠中期は貧血🩸で立ちくらみを起こしやすく、妊娠後期からは大きくなったお腹で足元が見えにくくなるため、歩く際にはさらに注意が必要になります。そういった妊娠中のさまざまな症状や変化により、妊娠前まではなにげなく通っていた道や、階段が危険なスポットとなってしまうのです。もし誤って妊娠中に階段から落ちたり、転んでしまったうと、母体だけでなく赤ちゃん👶🏻にも影響を与えてしまう可能性もあります。万が一、そういった状況に陥った場合は、お腹の張りと出血を必ず確認し、すぐにかかりつけの病院へ連絡するようにしましょう。
妊婦が階段を使用する時
押さえておきたい注意点
階段を昇り降りする時には、必ず手すりをもち、ステップ🪜の中央をしっかり踏むようにしながら、次のステップへと進むようにしましょう。手すりがない階段は、できるだけ避けることをおすすめしますが、どうしても利用が避けられない場合は、壁に手を添えるようにして、昇り降りをするようにしてください。途中でお腹が張ってきたり、息がつまりしんどくなってきた場合は、無理せず休憩しながら昇り降りするようにしてください。また、妊娠が進むにつれ大きくなったお腹🤰🏻により、足元が見えにくくなってくるので、今まで以上に注意が必要となります。妊娠後期からは運動不足になりがちなため、階段昇降運動が勧められたりもします。臨月には陣痛を促したり、子宮口が開きやすくする効果があるため、出産が遅れている妊婦さんにはぴったりの運動となりますが、転倒などの危険も伴うため、なるべく平地での散歩やウォーキング🚶🏻♀️の方が良いでしょう。
どうしよう...
妊婦が階段から落ちた時は?
妊娠中は十分に注意を払っていても、階段から落ちてしまうことがあります。万が一階段から落ちてしまった場合は、焦らずに出血をしていないか、お腹が張っていないか、羊水が漏れていないかを確認しましょう。これらの症状の内、一つでも当てはまる時にはすぐに病院🏥に連絡してください。妊娠中に階段から落ちると胎盤が剥離する可能性があり、切迫早産、切迫流産につながる恐れもあります。基本的に階段から落ちた時の衝撃は羊水にて吸収されるため、赤ちゃんに大きな影響はありませんが、妊娠中はどの妊娠周期でも階段からは落ちないように十分注意し、階段を利用しましょう😌