妊婦さんの中には、病院で体重の増えについて指摘を受けた方もいるのではないでしょうか。妊娠中の体重増加は当然なことですが、増えすぎてしまうとさまざまなリスクが伴うため、しっかりと体重コントロールを行う必要があります。この記事では、妊娠中「何キロ」まで体重が増加しても大丈夫なのか、体重管理の目安や、増えすぎた場合のリスクについて詳しく見ていきたいと思います👀
妊婦さんの体重は増えるもの
妊娠中は体型が大きく変化するため、その分体重も増加します。お腹の中の赤ちゃんが育っていくにつれ、ママの体重も増えていくのは当たり前なのです。赤ちゃんと羊水、胎盤の重み、大きくなる子宮や乳房、大量に増える血液量、体内の組織液、母体の脂肪の増加などにより個人差はありますが、一般的に妊娠中約7〜10kg⚖️ほど増加すると言われています。妊婦さんの体重増加は当たり前なもの、体重が増えすぎると良くないと耳にされた妊婦さんはいませんか。体重増加量は妊婦さんに関わらず、赤ちゃんにも影響を与えかねないので、しっかりと体重コントロールをすることが大切です☝🏻
体重が増えすぎたらどうなる?
妊娠中に推奨体重を超えてしまい体重が増えすぎた📈場合、母子共に様々なリスクが伴う可能性があります。具体的には、糖分の代謝に異常がおきる「妊娠糖尿病」や、母子ともに命に関わる合併症を引き起こしやすくなる「妊娠高血圧症候群」の発病リスクなどが挙げられます。また、赤ちゃん👶🏻の体重が4000g以上の巨大児で生まれる場合もあり、お産の際に産道を通り抜けにくくなってしまい、難産になることもあります。妊娠中の体重増加は、母子ともに良い影響となりませんので、しっかりと体重管理を行うことが大切なのです。
妊婦さんの体重管理の目安
妊娠中の体重増加量の目安は、BMI(体格指数)をもとに確認することができます。BMIとは、妊娠前の体重と身長によって計算することができます。
<BMIの計算式>
📅BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
参考例として、身長160cmで妊娠前の体重55kgの場合は、55÷1.6÷1.6=BMI 21.5となります。
<BMIごとの体重増加目安>
BMI18.5未満(やせ型):目標は+12~15kg
BMI18.5以上25.0未満(標準):目標は+10~13kg
BMI25.0以上30.0未満(やや肥満):目標は+7~10kg
BMI30.0以上(肥満):+5kgまでが目安
BMIをもとに、妊娠中の体重増加量の目安を確認し、自分の体型に合った体重増加量を予め把握しておくことが大切ですよ🙂