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妊婦さんのあせも対策!

妊婦さんは基礎体温が高くなるので、暑さを感じやすく、夏場にはより汗を多くかくようになります。さらに妊娠中は、ホルモンバランスの影響により肌も敏感になるため、肌トラブルが起こりやすいです。汗っかき💧の人や、汗をかく日が続くとひじ、ひじの内側、顔や首まわり、ひざの裏など普段汗をかきやすい部にかゆみを伴うあせもができてしまうことも。そんな妊娠中に起こる肌トラブルのひとつである「あせも」の原因と対策、予防法などについてまとめました📖


あせもの原因と症状

✔ あせもの原因とは?

あせもとは、大量に出た汗がまともに汗口から抜け出せず、皮膚がふやけて汗管に詰まってしまうことが原因で現れる皮膚トラブルです。このあせもは汗疹(かんしん)とも呼ばれ、原因は汗の量や紫外線🌞などの外部からの原因と、ホルモンなどの体の内部からの原因、両方が挙げられます。汗をかきやすい部位に現れやすく、顔や首まわり、ひざの裏、ひじの内側、わきの下など汗が溜まりやすい部位は特に注意が必要です。また、地肌との摩擦や締め付けが強い部位も汗が溜まりやすいのであせもがよく出る人は、服選びに👗も気を遣うようにしましょう。蒸し暑い夏に起こりやすい皮膚トラブルですが、妊婦中はホルモンバランスの崩れや血液量の増加で、血管が拡張されてより暑さを感じやすく、体重と体型の変化で少し動くだけでも汗をたくさんかくようになるため、季節に関わらず妊婦さんはあせもが出やすくなる傾向にあります。


✔ あせもの主な症状

主な症状は、炎症や発疹、水疱などのかゆみを伴います。現れる症状は、汗管が詰まる部分の深さによって大きく二つに分かれます。一つ目は、赤いポツポツしたあせもで、紅色汗疹(こうしょくかんしん)と呼ばれるものです。1~2ミリほどの赤いポツポツとした発疹が現れ、強いかゆみを伴うことが特徴的です。夏場のような高温多湿な時期に現れやすく、かゆみのほかに熱感🤒を感じたり、チクチクした痛みが伴う場合もあります。二つ目は、小さな透明な水ぶくれがポツポツと現れるあせもで、水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)と呼ばれています。紅色汗疹とは違って、かゆみがないのが特徴で、皮膚の表面にある角層で汗管💦が詰まることにより引き起ります。新陳代謝が活発で、汗をかきやすい赤ちゃんに多いタイプのあせもですが、皮膚が敏感で基礎体温が高い妊婦さんにもよく見られるあせもとなります。


あせもの予防と対処法

あせもの改善と予防に一番大切なことは、清潔な状態を保つ事です。あせもがすでにできている状態で、さらに汗をかいてしまうと、もちろん症状も悪化しやすくなります。汗をかいたらタオルやハンカチなどでこまめに汗を拭き取り、たくさん汗をかいた時はシャワー🚿を浴びて汗をしっかり洗い流しましょう。また、外出をする際もなるべく蒸し暑い時間帯を避けるようにし、汗を吸収しやすい木綿などの服を着用すると良いです。首に汗をかきやすい人や、あせもができやすい人は、ヘアゴムや髪留めなどで髪をまとめて髪の毛が首元に触れないようにするのもひとつの予防法です。その他にも、肌に触れて刺激になりやすい腕時計やネックレスなどのアクセサリーも着用を控えるようにしましょう。妊娠中の薬の使用は、胎児に影響を及ぼす可能性が高いため、自己判断で使用せず必ず医師🧑🏻‍⚕️と相談したうえで使用を検討してください。