妊娠していることが分かると、誰でもドキドキ・わくわくしますよね。そんな気持ちを抱えながら病院に行くと、エコー検査(超音波検査)を受けることになるでしょう。エコー検査の際に、小さな画面に映し出される赤ちゃんを見ると、さらに妊娠したことを実感するママも多いはずです。このように赤ちゃんとママの「初対面」を叶えてくれるものが、エコー検査となります。このエコー検査は、赤ちゃんの成長が順調かどうか、異常なところはないか、また赤ちゃんの性別などさまざまなことを確認できる検査🩺となっています。
エコー検査はなぜ必要なの?
妊婦健診では、定期的にママやおなかの赤ちゃんが元気かどうかを確認していきます。その方法の一つとして、おなかの赤ちゃん👶🏻の発育の観察・異常の早期発見のために広く用いられている方法がエコー検査です。また、エコー検査は赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはないので安心ください。検査をする回数も「妊娠期間中にOO回行われる」と決められている訳ではなく、ママと赤ちゃんの状態を見ながら行われるため、個人差があることもあります。
赤ちゃんの状態以外にも、羊水量もエコー検査でチェックします。羊水量は赤ちゃんの状況が良いことを示す指標となり、多すぎても少なすぎても心配なので、そういった部分までこの検査で見ていきます。その他にも、赤ちゃんの大きさ(推定体重)を調べ出産予定日📆を予め予測することも可能です。
エコー検査で見える赤ちゃんは?
📅妊娠初期
赤ちゃんの数や、子宮や卵巣の様子、赤ちゃんの心拍の有無、赤ちゃんの大きさなどを見ることができます。これにより例えば、出産予定日や、双子や三つ子の有無、子宮外の妊娠(異所性妊娠)の可能性、妊娠や出産に影響するような子宮や卵巣の異常⚡がないかなどがわかります。また妊娠初期は、特に赤ちゃんの成長が数週で大きく変化していくので、その変化に驚くママも少なくないはずです。
📅妊娠中期・後期
赤ちゃんの大きさや、赤ちゃんの向き、胎盤の位置、羊水の量などを見ることができます。これにより、赤ちゃんの育ちが順調かどうか、前置胎盤(胎盤が産道をふさいだ状態)の有無、逆子など、その後の妊娠の経過やお産で気をつけることがないかがわかります。また、妊娠中期になるとママパパが一番気になる、赤ちゃんが男の子なのか、女の子なのかも分かったりします☝🏻
エコー検査の種類
✔ 一般超音波検査
通常の妊婦健診で行っている超音波検査を指し、推定体重を測ったり、羊水量や胎動などを見ることができます。また、胎盤の位置の確認や、子宮口の状態などの確認🔍もこの範疇に入ります。なお、妊娠初期には「経膣エコー」にて検査をすることが多く、プローブと呼ばれる棒状のセンサーを膣内に挿入して子宮内の様子を超音波によって調べます。妊娠中期になると、お腹の上からプローブを当てて子宮内の様子を超音波によって調べる「経腹エコー」を行います。
✔ 精密超音波検査(胎児スクリーニング)
赤ちゃんの先天的な形態異常などを確認する超音波検査を精密超音波検査といい、胎児スクリーニングとも呼ばれています。この検査は、赤ちゃんに形の異常(形態異常)がないかどうか、外見上や構造異常を確認するための精密な超音波検査で、出生前検査のひとつとなります。また、超音波検査のなかでも特殊な技術が必要となる検査なので、実施できる施設🏥も限られています。
✔ 3D・4D エコー検査
3Dエコー検査は、一般的なエコー検査(2D)とは違い、立体的に映し出すため、赤ちゃんの形状を観察することができます。ですがその反面、体の内部ははっきり見ることができません。また3Dエコー検査に時間の要素を加えて、動画にしたものが「4Dエコー」となります。赤ちゃんの表情や動く様子がリアルタイムに観察できるので、実際に見た後感動するママも多いそうですよ🙂