はじめての妊娠だと、妊娠健診でどういったことをするのか、どういったペースやスケジュールで健診をしていくのか気になる方も多いと思います。10ヶ月の間何度も健診を受けに病院へ通わないといけないとなると、費用面でも心配になりますよね。そんな妊娠中に何度も受けることになる、妊婦健診のスケジュールや健診内容、費用などを紹介したいと思います📋
妊婦健診の必要性や費用
✔ そもそも妊婦健診ってなに?
妊婦健診を行っている目的は、妊娠中に妊婦さんになにか異常が起きていないか、赤ちゃんの成長が順調かなど、赤ちゃんと母体両方の健康状態を確認することです。お腹の中にいる赤ちゃんは、目では確認できないため、健診を通して健康や発育状態をチェック✅することはとても大切になります。定期検診を通して妊婦さんや、赤ちゃんの異常を早期発見し、適切な処置をすることも可能なので、そういった面からも、妊婦健診は妊娠中には欠かせない健診となります。また妊婦健診は、妊婦さんや赤ちゃんの状態によって、受ける回数なども個人差がありますが、妊娠中期、後期になるにつれ受診する間隔は短くなり回数も増えるようになっています☝🏻
✔ 妊婦健診の費用
日本では、妊娠を病気として扱っていないため妊婦健診の費用は保険適用外となっています。ですので、検査にかかる費用は全額自己負担となってしまいますが、国からの助成制度📜などを利用することで、健診費用を抑えることも可能です。一般的には、妊娠していることが認められると、各自治体より「妊娠健診補助券」が交付されるようになっています。ですが、自治体によっては補助券の金額、枚数に違いがあるので補助券を通して全額補えることもあれば、自己負担額が発生する場合もあります。また、初回健診の場合は、妊娠健診補助券を交付される前の健診となるため、全額自己負担となることを覚えておきましょう。
妊娠時期ごとの健診スケジュールや内容
📅妊娠初期の妊婦健診
初回の妊婦健診では、経腟エコーによる超音波検査や内診、尿検査を通して妊娠が正確に行われているかを確認します。その後、妊娠中期に入るまで4週間に1回の頻度でトータル4回(個人差はあります)妊婦健診を妊娠初期には行います。一般的な検査内容は、血液検査、子宮頸がん検診、性器クラミジア、経腟エコー検査、尿検査、腹囲・子宮底長の測定、血圧測定などが行われ、妊娠11週までは流産のリスクが高い📈ため、場合によっては1~2習慣に1回の健診をすすめられることもあるでしょう。
📅妊娠中期の妊婦健診
妊娠中期に入ると、健診の間隔が短くなるため2週間に1回のペースで行われるようになります。このペースで健診が行われると、妊娠中期ではトータル6回の妊婦健診🤰🏻を受けることになるでしょう。妊娠初期に行われた基本的な健診の他にも、期間内に1回の血液検査(血算・血糖検査)、B群溶血性レンサ球菌検査が行われ、妊娠糖尿病が疑われる妊婦さんは、この期間に糖負荷試験を受ける必要があることもあります。また、この頃になると経腟エコーによって行われていた超音波検査は、経腹エコー検査へと変わるでしょう。
📅妊娠後期の妊婦健診
妊娠後期に入ると、いつ出産に至ってもおかしくない時期となるので、健診回数も増え週に1回のペースで行われるようになります。また、妊娠初期・中期に行われた基本的な検査に加え、妊娠36週以降にNST(ノンストレステスト)を行います。この検査を通して、子宮収縮の有無や赤ちゃん👶🏻の心拍をモニタリングしながら、健康状態をチェックしていきます。その他にも、帝王切開にて出産を行う場合は、この時期に術前検査を受けることになるでしょう。妊娠後期は特に、お腹も大きくなり体の不調などが多く見られる時期でもあるので、症状に困っていたり異常などが見られる場合は、医師🧑🏻⚕️にもしっかりと相談しましょう。