妊娠中に受ける検査には、さまざまなものがありますが、検査理由や必要性をよく理解しないまま受けている人も多いのではないでしょうか。特に妊娠中の性病感染は、妊婦さん自身やパートナー👨🏻への感染のみならず、お腹の中の赤ちゃんにも悪影響を及ぼす可能性があるため、自覚症状がなくても性病検査を行うことが大切です。そんな性病検査の重要性や、赤ちゃんへの影響についてまとめたので、一緒に見ていきましょう🔍
性病の種類と検査の重要性
💡性病検査も妊娠中重要な検査のひとつ
妊婦さんや赤ちゃんが健康な状態で出産を終えるためには、赤ちゃんの健康はもちろん、母体🤰🏻の健康も重要となります。性病をそのまま放置し、治療をせずに出産にまで至ってしまうと、妊婦さんだけでなく産まれてくる赤ちゃんの体にも危険をもたらす可能性があります。なので、妊娠中や出産後の母子感染を事前に防ぐためにも、性病検査🩺はとても大切な検査の一つとなるのです。また、妊娠中は特に感染症の予防対策も重要となるため、性行為の際には正しくコンドームを使用するなどの予防対策も合わせて行いましょう☝🏻
⚠️注意したい主な性感染症の種類
妊娠中の性病感染は、治療しないまま放置してしまうと症状が進行したり、早産や流産、母子感染のリスクも高まってしまいます。特に妊娠中は、赤ちゃんへの影響を懸念し抗菌薬💊などの治療が制限されることもあります。なので性病感染で陽性だった場合は、医師の指示に従い適切な治療を行うことが大切です。また、妊活を始める前から自覚症状がなくても、パートナーと一緒に性病検査を受けておきましょう😖
🦠注意する必要がある主な性感染症
- クラミジア感染症
- 淋病
- 梅毒
- 性器ヘルペス
- HIV
- 非クラミジア性・非淋菌性
- アメーバ赤痢
- カンジダ
- トリコモナス
- HPV感染
- 毛しらみ
- 一般細菌
性病が与える赤ちゃんへの影響
✔ クラミジア感染症
クラミジア感染症は感染しても、自覚症状が感じにくい😵💫ことが特徴です。検査をしないと気づけない場合も多いので、クラミジア検査を通し見つけることがとても大切となります。感染が確認された場合は、抗生物質の投薬治療を行います。クラミジア感染症に気づかないまま妊娠してしまうと、流産や早産の引き金となるリスクも高まり、赤ちゃんが肺炎🫁や結膜炎にかかる原因にもなるので注意が必要です。
✔ ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
ヒト免疫不全ウイルス(エイズウイルス)に感染していることに気づかないまま妊娠してしまうと、胎盤、産道、母乳🤱🏻などを介して母子感染することがあります。妊娠中は、妊娠初期頃にHIV抗体検査を通して感染の有無を確認することが一般的です。また、検査で陽性反応が出た場合は、妊娠初期から適切な治療を行うことで、母子感染の予防💉をすることができます。
✔ 淋菌・性器ヘルペス
淋菌は、早産や子宮外妊娠の原因となるという特徴が、クラミジア感染症と似ており、産道感染により感染しやすいです。そのため、感染が確認された場合は、出産前に抗生剤などで治療を行います🧑🏻⚕️
妊婦さんが、性器ヘルペスに感染していた場合は、飲み薬の服用と軟膏を使用し治療を行います。ですが、妊娠週数によっては赤ちゃん👶🏻への影響を考え、投薬内容が異なる場合もあります。出産方法は産道感染を避けるために、帝王切開での分娩を勧められることもあるので注意しましょう。