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NIPT(新型出生前診断)ってなあに?

妊娠中お腹の赤ちゃんの健康を把握するために行うNIPT(新型出生前診断)は、比較的近年導入された検査となり、赤ちゃんの染色体異常🧬や発育状態を確認することができる検査となります。そんな、NIPT(新型出生前診断)ではいったいどういった検査を行うのか、母体血清マーカーとの相違点やメリット・デメリットなど、詳しく紹介していきます🤲🏻


NIPT(新型出生前診断)とは

🏷️NIPT(新型出生前診断)について知ろう

2013年より臨床にて日本でも導入されたNIPT(新型出生前診断)は、出生前診断の一つとなり、妊娠10週以降に採血💉を行い検査をします。採血をした血液に浮遊しているDNAを調べることで、胎児にダウン症候群や、エドワーズ症候群などの染色体異常のが見られるかどうかを確認することができます。また、出生前診断の中でも確定診断である、羊水検査の検査時期が妊娠15週以降なため、妊娠15週頃までにNIPTを受けるよう推奨されています。


🏷️NIPT(新型出生前診断)と母体血清マーカーの違いは?

NIPT(新型出生前診断)が検査対象としている主な項目は、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、13トリソミー(パトウ症候群)、性染色体、全染色体、微笑欠失疾患の異常などがあります。一方で母体血清マーカーは、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、神経管閉鎖障害(開放性神経管奇形)などの項目が検査対象となり、検査できる項目に違いがあります。また、検査を行える期間📅(妊娠週数)や、費用面でも大きな違いがあります。共通点としては、デメリットやリスクが小さい「非侵襲的な検査」であること、診断が確かなものとして判断ができないという「非確定的な検査」だということが挙げられます。


NIPT(新型出生前診断)を受けるメリット

🏷️胎児に対するリスクが低い

他の出生前診断である羊水検査や、絨毛検査と比較してもこのNIPT(新型出生前診断)は、比較的胎児👶🏻に対するリスクが低いと考えられています。羊水検査や絨毛検査の場合、お腹の皮膚から長い注射針を刺し、子宮内の羊水や絨毛を採取する必要があるため、流産や早産といったリスクが伴うためです。その反面、NIPT(新型出生前診断)は、直接子宮や胎盤に注射針を刺して行う検査ではなく、妊婦さんの腕から血液🩸を採取し検査を行います。そのため、胎児への影響もなく、流産や早産のリスクもないと考えられています。


🏷️早い時期から検査が可能

羊水検査は、妊娠15週以前だと羊水がまだ少なく、検査に必要な羊水を採取することが難しいため、妊娠15〜18週にならないと検査が行えないというデメリットがあります。絨毛検査も一般的には妊娠10週ごろから行える検査ではありますが、検査時期は機関によっても異なることが多く、実際には11〜13週にならないと検査を行えない所もあります。ですが、NIPT(新型出生前診断)は、妊娠10週ごろにより受けられるところが多いため、少しでも早く胎児の状況を確認できるといった点がメリットの一つでもあります☝🏻


NIPT(新型出生前診断)を受けるデメリット

NIPT(新型出生前診断)は、誰でも受けられる検査といった訳ではありません。条件を満たした方が対象となっており、条件の中には、分娩予定日が決まっている、分娩予定日時点で年齢が35歳以上である、健診の際に染色体数的異常を指摘されなどがあります。また、保険適用外な検査のため、費用💰が高額なところもデメリットとして挙げられるでしょう。NIPT(新型出生前診断)を受ける際は、検査の目的や結果の受け止め方についても、検査前にしっかりと把握し十分に理解する必要があります。