砂糖のかわりなどでなにげなく使うハチミツが、実は赤ちゃんには危険だということを知っていましたか。厚生労働省でも、1歳未満の赤ちゃんにハチミツはリスクが高い食品という案内がされています。そんな、赤ちゃんにハチミツが危険⚠️な理由や、与え始める時期の目安、また代用できるものについてまとめました。
赤ちゃんにハチミツが危険な理由
🍯乳児ボツリヌス症
ハチミツには「ボツリヌス菌」が含まれている可能性があります。このボツリヌス菌🦠は、土壌中などに存在する細菌で、食品などを通じて体内に入ります。大人の場合、腸内にボツリヌス菌が入ってきても、腸内細菌がボツリヌス菌をやっつけてしまうため何も起こりません。ですが、赤ちゃんの腸内環境はまだ整っていないため、腸内でボツリヌス菌が増殖してしまい、乳児ボツリヌス症を引き起こすことがあります。また、ボツリヌス菌は熱に強いため、加熱しても死ぬことはないので注意が必要です。
🍯誤ってハチミツを食べてしまったら?
もし赤ちゃんがハチミツを口にしてしまったとしても、必ず乳児ボツリヌス症を発症するわけではありません。なので、慌てずしばらく様子を観察🔎しましょう。ボツリヌス菌による症状には、便秘や泣き声の弱化、元気がなくなる、食欲の低下などがあるので、このような症状が見られたらすぐ病院に行くようにしてください。ボツリヌス症は、必ず死に至る深刻な病気などではなく、適切な治療を受けることで完治できるものケースがほとんどです。ですが、症状が重症化すると死に至ることもあるので、普段からハチミツ🐝やハチミツ入りの食品を与えないように注意することが大切です。
ハチミツはいつから食べられる?
一般的には、生後1歳を過ぎたころからハチミツの摂取は問題ないとされていますが、ハチミツは食物アレルギーを起こす可能性もあるため注意が必要です。なので、あげ始める時も少量ずつ🤏🏻あげながら、体調の変化などを観察するようにしましょう。初めてハチミツを食べる時には、万が一の状況にすぐ対応できるような、日にちや時間帯をおすすめします。また、少量のハチミツを与え特に気になる症状がなければ、少しずつ量を増やしていきましょう。ハチミツは、砂糖の1.3倍の糖度となり甘味も強いため、そのまま食べさせるよりはヨーグルトやホットケーキ🥞にかけて食べさせると良いですよ。
メープルシロップで代替できる?
ハチミツを食べられるようになるまで、赤ちゃんがハチミツの代わりに食べられる食品にどういったものがあるかご存じですか。ハチミツとよく似たメープルシロップは、カエデ🍁の樹脂から作られており、でき上る過程で「煮詰める」といった工程があるため、高温で殺菌された食品でもあります。なのでメープルシロップは、ハチミツを代用できる食品と言えるでしょう。このメープルシロップは、生後10ヶ月頃📅から与えられることができます。ただ、メープルシロップも食物アレルギーを起こす可能性があり糖度も高いため、あげ始める際は少量からスタートし、成長に合わせて少ずつ量を増やしていくようにしてくださいね。