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もしかしてコレって産後うつ?

出産後に涙が出やすくなったり、イライラすることが多くなるなど精神的に不安定になる女性が多いようです。このような症状は、産後うつによるものかもしれません。そんな、出産後にかかりやすい産後うつについて紹介します🤲🏻


産後うつとは?

✔ 産後うつの原因

産後うつとは、産後に複数の要因が重なって起こるうつ症状のことを言います。大きくは肉体的な要因と、精神的な要因に分けることができます。まずはホルモンの変化です。妊娠中🤰🏻は一時的にエストロゲンやプロゲステロンの分泌が増加しますが、出産後にはホルモンの分泌量が元に戻るため、エストロゲンやプロゲステロンが急に減少し、自律神経が乱れやすくなります。そういった状況と重なり、慣れない育児で、睡眠不足が続いて疲労も溜まってしまうと、ママは追い込まれてしまい情緒不安定や食欲の低下といった、うつっぽい症状が見られるようになります。また、育児に対するプレッシャーや、環境の変化によるストレスを受けやすい方ほど、産後うつになりやすい傾向にあります。その他にも、周囲からのサポート🤝🏻なしに行う「ワンオペ育児」の状態が続くと、ストレスや不安が溜まり産後うつになりやすくなります。


✔ マタニティブルーとの違い

産後うつ以外にも、出産後の女性が不安定になる症状には、マタニティブルーがあります。マタニティブルーは、女性が妊娠中や出産後に不安を感じたり、憂うつ😔になったり落ち込んだりする状態をいいますが、これは特に治療をしなくても1~2週間ほどで自然と治るケースが多いのが特徴です。一方で産後うつは、食欲が低下したり、不眠症になったり、強烈な不安を感じたりするなどの症状が現れ、治療せず放置してしまうと症状が悪化する可能性があります。マタニティブルーと産後うつは、発症の時期が重なり症状も似ているため区別が難しいです。ですが産後うつは、初期の対処が重要となるので、心当たりがある場合は専門機関🏥で受診するようにしましょう。


産後うつの予防や治療法とは

✔ 産後うつの予防

産後うつを予防するには、不安や育児のストレスなどを一人で抱えず、周囲の人に助けを求めることが最も大切です。育児によるプレッシャーやストレス、肉体的な疲労などをひとりで抱え込んでしまうと、産後うつを引き起こす原因となります。また、頑張りすぎずに少し力を抜くことも必要です。「育児も家事も完璧にしなくちゃ」と思わず、疲れた時は家事を少し手抜きにしたり、家族👪🏻に任せるなど対策を試みましょう。そしてたまには家族に育児を任せ、一人だけの時間を持つことも大切です。適度な息抜きや気分転換は、ママの気持ちを切り替えることはもちろん、育児の質をあげることにも繋がるので心がけましょう。


✔ 産後うつの治療

自分か産後うつだと思われる時には、まずは病院で専門家や医師によるカウンセリングを受け、適切な治療を受けるようにしましょう。産後うつも心の病気であるため、一般的なうつ病と同様に抗うつ薬の投与が主な治療となります。授乳中である場合、薬物服用💊に抵抗や不安を感じる人も多いと思いますが、最近は服用する時期や副作用などに関する医療データも多く、安全な治療法が確立されつつあります。薬物療法の他にも、対人関係療法や認知行動療法などの治療法もあるので、専門家や医師との相談の上で、自分に合った治療法で産後うつを克服しましょう。