妊婦健診で妊婦さん🤰🏻の乳房と乳頭をチェックする場合があります。健診で扁平・陥没乳頭だと指摘されたママは、出産後に上手く授乳ができているか心配になる方も多いでしょう。そんな陥没乳頭や扁平乳頭の方でも上手く授乳できる方法を紹介したいと思います☝🏻
陥没乳頭&扁平乳頭について知ろう
✔ 陥没乳頭とは?
一般的に、乳頭は乳輪より数ミリから1センチ程度突出しています。それに比べて陥没乳頭は、乳頭が通常よりへこんでいて、乳房より埋もれている状態であることを言います。また陥没乳頭には、「仮性陥没乳頭」と「真性陥没乳頭」の2種類✌🏻に分かれます。仮性陥没乳頭は、乳輪部をつまみ圧迫すると乳頭が突出しますが、真性陥没乳頭の場合はつまんでも突出しなかったり、さらに陥没したりすることが特徴です。陥没乳頭の場合、乳頭が埋もれているため、赤ちゃんに上手く授乳🤱🏻することができず、乳頭が傷ついたり乳腺炎になることもあるので、産後の乳房ケアが必要となります。
✔ 扁平乳頭とは?
扁平乳頭は、乳頭が乳輪と同じ高さ、または0.5センチ以内であり、ほとんど突出していない状態を指します。乳頭が正常な乳頭と比べあまり出ていないので、授乳👶🏻することが困難な場合もあります。ですが扁平乳頭の場合、妊娠中の乳頭ケアにより乳頭が少し出てくる可能性もあるので、妊娠中からしっかりとケアを行うのが重要です。陥没乳頭や扁平乳頭になる原因は、乳頭が未発達な状態で乳房の中に引き込まれることが原因とされています。また、産後女性の10人に1人が陥没もしくは扁平乳頭により悩んでいるという調査結果もあるので、症状が疑われる場合や健診🩺にて指摘を受けた場合には、予めしっかりと乳頭ケアを行うようにしましょう。
授乳方法と乳頭ケア
✔ 陥没乳頭や扁平乳頭の授乳方法
陥没乳頭や扁平乳頭だからといって、必ずしも直接授乳ができないという訳ではありません。上手く授乳するためには、「ラッチオン(赤ちゃんが吸い付くこと)」と「ポジショニング(授乳姿勢)」が重要となります。それぞれのコツについて紹介します👀<効果的なラッチオンのコツ💡>
1️⃣口を大きくして乳輪奥まで深くくわえさせる
2️⃣赤ちゃんの下唇が乳輪部を覆った状態で外側にめくれる状態を維持する
(下唇が内側に入っていないか確認してあげてください)
<効果的なポジショニングのコツ💡>
1️⃣クッションなどで乳房と赤ちゃんの高さを合わせる
2️⃣乳輪にむくみがある時は搾乳などをして乳頭を突出させてから授乳する
上記の他にも、ニップルシールドを使うことも一つの方法となります。
✔ 毎日の生活でできる乳頭ケア
妊娠中から積極的に乳頭マッサージをすることで、産後の授乳がよりスムーズに行えるようになります。マッサージ方法は、まず乳房を片方の手✋🏻で支え、もう片方の手の指(親指・差し指・中指)を使って乳輪の外から乳頭をつまむようにして圧迫します。その後、乳頭も同じようにつまみ出して伸ばしていきます。圧迫は、色々な角度から加えてあげると良いでしょう。ただし、強すぎると肌が傷ついてしまうため、適度な強さで行うようにしてください。また、乳頭マッサージは妊娠中期以降より行うことが一般的ですが、マッサージによって乳頭を刺激され、お腹が張ることもあるので、妊娠中に行う際は迫早産などの問題⚡がない場合にのみ行うようにしましょう。
上記のように、陥没乳頭や扁平乳頭でも普段からの乳頭ケアや授乳方法の改善によって、直接授乳が可能となるケースも多くあります。またその他にも、授乳をしていく中で自然と改善されるケースもあるでしょう。まずは自分の身体を良く把握して、必要な場合には早めに助産師などに相談🗣️することをおすすめしますよ。