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産後の生理不順の原因と受診の目安は?

妊娠中🤰🏻に止まっていた生理が再開する時期は、育児方法などによって違ってきます。一般的に完全ミルクだと2~3ヶ月、完全母乳だと5〜7ヶ月くらい経つと生理が再開するとのことですが、これも人それぞれで、完全母乳でも生後3ヶ月ごろに生理が再開したという人もいるようです。ですがなかには、数ヶ月経っても生理が再開しなかったり、生理は再開したけど周期が不安定だったりと悩みを抱えていつ方もいると思います。今回はそんな産後の生理不順の原因と、受診の目安について紹介したいと思います🤲🏻


産後の生理不順の原因とは?

原因1️⃣:無排卵月経

無排卵月経とは、排卵が行われていない状態の生理のことを言います。生理🩸が再開したのにまた止まったり、通常は月に1回くるはずの生理が2回もくるなど生理周期が不安定な場合、無排卵月経が原因である可能性があります。無排卵月経には、母乳の分泌を促す「プロラクチン」というホルモンが関係しています。このプロラクチンは、母乳の分泌を促進するホルモンとして知られていますが、実は排卵を抑制する働きもあります。そのため、特に母乳育児をしているママだと、排卵が行われない状態が続き、生理周期🔁が乱れてしまう傾向にあるのです。


原因2️⃣:育児のストレス

慣れない育児からくるストレスも、産後の生理不順の原因となります。ストレスは、ホルモンの分泌にも影響を与えるため、結果的にホルモンのバランスが乱れてしまいます。産後は、体の回復をしながら育児👶🏻や家事を両立しなくてはならないため、体が妊娠前の状態にまでしっかり回復できないまま、そういった状態が続くと、心身的に負担がかかり知らぬ間にストレスが溜まりやすくなってしまいます。また、産後数ヶ月は夜泣きなどに悩まされることも多く、十分な休息が取れない生活が続きやすいです。その結果、睡眠😴不足やひどい疲れなどによるストレスによって脳が危険を感じ、生理を促すホルモンを抑制してしまい、生理不順につながることがあります。


産後の生理不順の対処法と受診目安

産後の生理不順の改善

生理不順は、ホルモンによる影響が大きいです。なので、産後の生理不順を改善するには、まずはストレスを減らす必要があります。出産後は、一気にガラッと変わった生活にどうしても慣れず、ストレスが溜まりやすい時期です。ですがストレスは、ホルモンの乱れにも影響を与えるので、育児ストレスを軽減すべく、家族に協力してもらい十分な休息や睡眠をとり、バランスの取れた食生活🍗を心がけるようにしましょう。また、母乳育児をしているママだと、母乳をあげる回数を少しずつ減らしてみることも一つの方法です。母乳育児を続けることで、どうしてもプロラクチンが分泌され、排卵が抑制されてしまいます。なので、少しずつミルクに変えたり、離乳食の量を増やすなどの対策を摂りましょう。


受診の目安

生理不順が続くときの受診の目安は、どうやって判断すると良いでしょうか。産後1年半以上経っても生理が来ない時や、完全母乳🤱🏻をやめて3ヶ月以上経っても生理が来ない場合には、病院への受診を検討しましょう。産後はまだ女性ホルモンが不安定で、生理周期が乱れることも多く、基本的には問題ないとされていますが、産後1年半以上経っても生理が来ない時は、子宮筋腫などの病気によるものの可能性もあります。また、完全母乳をやめるとプロラクチンの働きは弱くなり、母乳育児をやめてから1ヶ月程度で生理が再開するといわれていますが、3ヶ月以上経っても生理が来ない場合は何らかの異常がある可能性もあるので、受診🩺が必要となります。