post-title

お腹の中の赤ちゃんが大きくなる過程とは?

妊娠から出産まで、赤ちゃんの体は大きく変化していきます。小さな受精卵だった赤ちゃんが、ほんの10ヶ月で約3kgの立派なヒトに成長する過程は、考えるだけでもとても不思議ですよね。そんな妊娠中に、お腹の赤ちゃんが大きくなる過程について詳しくまとめました📋


妊娠超初期の赤ちゃんの成長

📅妊娠1ヶ月(2~3週目)

妊娠週数は、最終月経の開始日から数えていきます。1週目は、まだ正確に妊娠をしたという訳ではなく、あくまでも妊娠しやすい時期のことを言います。2週目には、精子と卵子が出会い受精卵になった後に、この受精卵が細胞分裂を繰り返しながら、3週目頃に子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。個人差がありますが、この時に「着床出血」と呼ばれる出血🩸が1〜2日続くこともあります。


妊娠初期の赤ちゃんの成長

📅妊娠2ヶ月(4~7週目)

身長:約9~14㎜ / 体重:約1~4g

超音波検査で胎嚢(たいのう)を確認することができます。この頃の赤ちゃんは、まだ人間の形をしていないため、胎児ではなく「胎芽」と呼ばれます。


📅妊娠3ヶ月(8~11週目)

身長:約60㎜ / 体重:約20g

徐々に人らしい姿になっていき、心臓の音を確認することもできます。この頃には、脳をはじめとした神経や筋肉💪🏻も発達し、手足を動かせるようにもなります。またこの時期を超えると、早期流産のリスクも低くなると言われています。


📅妊娠4ヶ月(12~15週目)

身長:約17cm / 体重:約100g

聴覚が発達するので、外の世界からの音の刺激を感じることができるようになります。手足や脳🧠内臓といった各器官もほぼ完成し、頭の向きを変えたり指をしゃぶったりと行動もさらに活発になります。


妊娠中期の赤ちゃんの成長

📅妊娠5ヶ月(16~19週目)

身長:約20cm / 体重:約270~300g

赤ちゃんの動きが活発になり、初めての胎動を感じるママも多いでしょう。この頃には胎盤が完成し、赤ちゃんは胎盤を通してママ👩🏻から栄養と酸素をもらえるようになるので、成長速度もぐんと速くなります。また、赤ちゃんのお肌を守るための「胎毛」が生えはじめるのもこの頃です。


📅妊娠6ヶ月(20~23週目)

身長:約30cm / 体重:約550~660g

妊娠20週以降からは、安定期に入ります。赤ちゃんは、身体的なバランスが整えられ、骨格🦴や筋肉も発達します。耳👂🏻の機能もさらに発達し、外部からの音に反応し胎動で表現することもあるでしょう。また、この頃から羊水を飲んでおしっこをする練習をはじめます。


📅妊娠7ヶ月(24~27週目)

身長:約32~36cm / 体重:約800~1000g

肺もどんどん発達し、外の世界に出た際に自力で生き抜くための肺呼吸をする練習も始まります。記憶や思考、知覚などをつかさどる大脳皮質の発達を進み、自分の意志で体を動かしたり体の向きを変えることもできるようになります。また、外からの光☀️も感じられるようになりますよ。


妊娠後期の赤ちゃんの成長

📅妊娠8ヶ月(28~31週目)

身長:約40~43cm / 体重:約1500~1700g

妊娠後期になり、赤ちゃんの骨格や内臓、神経系の機能がほぼ完成します。また、皮下脂肪も増えるので、よりふっくらし赤ちゃんらしい👶🏻体型になってきます。赤ちゃんが成長することで、少しずつお腹のスペースもなくなり、狭くなる分動き(胎動)も徐々に少なくなってくるでしょう。


📅妊娠9ヶ月(32~35週目)

身長:約45cm / 体重:約2000~2400g

この頃には肺がほぼ完成し、外の世界でも呼吸ができる準備が整います。また、妊娠35週目ころになると睡眠のリズムも整い、新生児と同じように寝たり😪起きたりを繰り返します。また、産まれる準備に入るので、多くの赤ちゃんが頭を下に向けた状態になります。


📅妊娠10ヶ月(36~39週目)

身長:約48~50cm / 体重:約3100g

妊娠10ヶ月になると、赤ちゃんはいつ産まれてもいいように、どんどん下へ下がっていきます。骨盤の中に頭を入れてあまり動かなくなるため、胎動🫀を少なく感じることがあるでしょう。ほとんどの骨は硬くて丈夫になりましたが、頭の骨はお産の際に産道を通りやすくするため、やわらかい状態のままになります。


実際にお腹の中の赤ちゃんの成長を追ってみると、生命の誕生は本当に神秘的なんだなと考えさせられますよね。実際に、赤ちゃんの成長過程をしっかりと把握しておくことで、妊娠中に感じる赤ちゃんの成長の尊さも増すと思います。ですので、ぜひ成長過程を把握しより良いマタニティライフをお過ごしください🍃