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子どもは我慢がいつからできるの?

幼い子どもにとって、我慢するということはとても難しいことでしょう。ですが、これからの集団生活を考えると、どうしても我慢が必要な時が出てくるものです。一方で、子どもの「わがまま」は自己主張という成長段階の一つでもあります。そこで今回は、子どものわがまま心を十分理解しながら、我慢することを教えるコツを紹介したいと思います☝🏻


子どもの我慢について

✔ 我慢はいつからできる?

子どもは2歳頃から第一反抗期を迎え、我慢という概念が生まれます。この時期には、できるだけ子どものやりたい気持ちを尊重してほしいですが、我慢が必要な時にはやってはいけない🙅🏻‍♀️理由を分かりやすい言葉で伝えることが大切です。そういったことを繰り返し3歳になると、なぜ我慢が必要なのかを少しずつ理解できるようになります。また4歳頃からは、保育園や幼稚園などでの集団生活で友達や先生の様子を観察し、自分と他の人との共通点や相違点などに気づき👀、周りの人の気持ちも考えられるようになります。その中で子どもは、いつ我慢が必要なのかを学んでいくのです。


✔ 子どもがわがままを言う理由

では、子どもはなぜわがままを言うのでしょうか?

自己主張の表れ

自己主張とは、ただの甘えではなく自分がどうしたいのかを主張🗣️するということが、わがままとは異なります。

大人の関心をひきたい

子どもは自分への愛情❤️を確認したいけど、どうやって大人の関心を引けばよいか分からず、わがままで関心を引こうとする傾向があります。

大人の過干渉

大人が子どもの要求を何でもOK👌🏻すると、子どもはわかままを言っても大丈夫なんだと勘違いしてしまいます。


✔ 我慢が必要な理由は?

なぜ我慢が必要となってくるのでしょう。子どもは成長する過程で、保育園や幼稚園などの集団生活で適応するために我慢が必要になってきます。例えば、みんなで使うおもちゃ🧸を順番待ちして使う時に、子どもは我慢するということが必要になるでしょう。また、子どもの危険な行動を防ぐためにも我慢を覚える必要があります。してはいけない行動をそれぞれの場面に合わせて子どもに伝え、なぜしてはいけないか、どうして我慢する必要があるのか、するとどのような危険があるのかということを説明してあげましょう。


子どもに我慢を教えるコツ

✔ 子どもと上手く向き合うには

子どもに我慢を教えるためには、子どものわがままにどう接するかもとても重要です。子どものわがままに向き合う時に、子どもの主張や話しにしっかり耳👂🏻を向け適切な対処をとりましょう。ただ「ダメ」と言うのではなく、まずは子どもの主張を受け入れその後どう対処するかを考慮することが大切なのです。子どものわがままにも、それなりの理由があるということを覚えていてください。そして、子どもに我慢させる時には、我慢しなきゃいけない理由をできるだけ具体的に説明してあげます。そうすることで、子どもはこの場面では「我慢が必要なんだ」ということを少しずつ理解していくでしょう✨


✔ 年齢を考慮した我慢の教え方

👉🏻2~3歳ごろ

2~3歳の子どもには、分かりやすい言葉を使って、ゆっくりはっきりと伝えることが大切です。ですが、まだ集中力🤔が長くはないので、話はできるだけ短く簡潔に伝えましょう。また子どもの欲求を否定する時には、全面的に否定するよりは「~すると~ができるよ」などと交渉することも重要です。

👉🏻4~5歳ごろ

4~5歳の子どもは、周りの人に興味を持ち始めて人との関係性を少しずつ構築していきます。なので、少しずつ社会的ルール📋を教えてあげると良いでしょう。また4~5歳の子どもは、考える力がどんどん伸び、自分の言葉で自分の行動を説明することできるため、我慢が必要な時に我慢する理由を一緒に考えてみましょう。一方的な注意だけだと、表面的な我慢はできても本質まで理解させることが難しいためです。