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子どもの薬の正しい保管方法は?

子どもが病気になると、薬局で市販の薬を買うか、病院に行って薬を処方してもらうことが多いでしょう。その際、薬の服用方法を守り飲むことはもちろん大切ですが、飲んだ後に薬をどのように保管するかも重要です。そんな、子どもの薬の正しい保管方法と薬の誤飲事故を予防する方法について解説します🤲🏻


知っておこう!薬の保管方法

✔ 薬を保管する場所

まずは、薬を保管📦する場所について知っていきましょう。市販の薬は室温での保管が基本となり、病院から処方された薬や保険薬局で調剤された薬も、薬剤師👩🏻‍⚕️からの説明がなければ基本的には室温にて保管となります。ここで「室温」は、どれくらいの温度を示すのかが気になってきますよね。下記にて、厚生労働省の「日本薬局方」で定義する温度の目安を紹介します。

  • 標準温度 20℃
  • 常温 15~25℃
  • 室温 1~30℃
  • 微温 30~40℃


また、室温保管と明記された薬は、40℃の温度でも半年以上安定していることがテスト条件でもあるので、夏に室温🌡️が30℃を超えたとしても問題ありません。


✔ 薬の種類による保管方法

次に、薬の種類による保管方法をまとめてみました。ただ、これは一般的な保管方法であり、薬の説明書や指示書がある場合には、その内容を優先し保管するようにしましょう📋

錠剤・プセル剤・粉薬
一般的には室温保管となります。ですが、湿気によって薬の形が崩れたり変色することがあるので、何か異常が確認された場合は有効期限内でも服用を避けるようにしましょう。
水剤・シロップ剤
蓋の開け閉めの時に雑菌が混入して増殖することがあるので、冷蔵庫で保管するようにします。
坐剤
冷所保存と常温保存の2つのタイプがあります。冷所保存の温度の目安は1〜15℃です。
点眼剤・点耳剤
未開封のものは室温保管がほとんどですが、開封後には冷蔵庫で保管するようにします。
軟膏・ローション剤・クリーム
細菌による汚染を防ぐため、開封後は移しかえたりせず保管するようにしましょう。
貼付剤

乾燥を防ぐため、開封後は袋をしっかりと閉めるよう注意します。

薬の誤飲事故を防ぐには

子どもを育てている家庭では、薬をさらに慎重に管理する必要があります。薬💊は、乳幼児や小児の手が届かない高い場所に保管することを基本とします。薬を別の容器に保管する際に、お菓子の缶や容器などに保管することも危険ですので避けるようにしましょう。また、子どもの前で大人が薬を飲んでそのままテーブルに置いたりすると、子どもが大人を真似をして飲んでしまうこともあります。こういった事故⚡を防ぐためにも、薬の置きっぱなしにも十分注意しましょう。もし、子どもが薬を誤飲してしまった時には、すぐにかかりつけの医師や薬剤師に連絡して指示を受けるようにしてください。