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子どもの鼻水がとまらない!これって鼻炎?

保育園や幼稚園に通っている子がいる家庭の共通の悩みの一つが、子どもの鼻水です。特に保育園や幼稚園🏫に通いたての幼児だと、鼻水が出たり熱を出したりすることが多いですが、実はこれはウイルスによるものがほとんどなのです。ですが、子どもの鼻水がとまらないと「これって鼻炎?」と不安になる方もいると思います。そこで今回は、子どものアレルギー性鼻炎について詳しく説明していきたいと思います🤲🏻


アレルギー性鼻炎について知ろう!

✔ アレルギー性鼻炎とは?

アレルギー性鼻炎とは、花粉やハウスダストなどによって鼻の粘膜への刺激が加わり起こる病気のこどで、鼻水やくしゃみ🤧鼻のかゆみなどの症状が現れます。アレルギー性鼻炎は、命にかかわる重大な病気ではないですが、鼻炎の症状が続くことで集中力の低下や睡眠障害など、日常生活にも影響が出る可能性があるので治療が必要です。また、最近ではアレルギー性鼻炎が発症する年齢も低くなってきています。2歳未満の幼児がアレルギー性鼻炎になることはめったにないことですが、2歳が過ぎても透明な鼻水が止まらないなどのアレルギー性鼻炎の症状が見られる場合は、一度アレルギー検査🩺をしてみましょう。


✔ 他の病気との違い

子どもは免疫力が低く、大人より風邪などのウイルス感染症にかかりやすいです。ですが、風邪などのウイルス感染症とアレルギー性鼻炎の症状は似ているため、アレルギー性鼻炎と他の病気🦠を見極めそれに合う治療をする必要があります。鼻水が長く続いたためアレルギー性鼻炎だと思い病院で受診をすると、実はただの鼻風邪の繰り返しだったというケースも多くあります。また、鼻炎の中にはアレルギー性鼻炎の他にも「血管運動性鼻炎」という病気があり、気温など周囲の環境の変化による自律神経の過敏反応から鼻水や鼻づまりの症状が現れることもあります。これは温度🌡️の変化が主な原因となるので、周囲の温度に適応してくると自然と治る傾向にあります。


✔ アレルギー性鼻炎の特徴と診断

子どものアレルギー性鼻炎には次のような特徴があります💁🏻‍♀️

  • 通年性の鼻アレルギーが多い
  • 多種のアレルギー物質に反応する
  • 自然に治りにくい
  • 合併症が多い(喘息や副鼻腔炎など)

また子どものアレルギー性鼻炎は、症状が不明確であるため、問診などで症状の客観的評価が行われます。そして鼻鏡検査や血液検査など、様々な検査を通して診断👩🏻‍⚕️を行います。もしこのような手順を踏まないと、誤った診断をされ不必要な治療や投薬などが行われる可能性もあります。なので、保護者も診断の流れをしっかりと把握しておくことが大切です☝🏻


子どもの鼻水が長く続くからといって、必ずしもアレルギー性鼻炎である訳ではありません。ですので、アレルギー性鼻炎が疑われる症状が見られたら、まずは病院🏥へ受診しアレルギー性鼻炎なのか、他の病気が原因なのかを確認してから適切な治療を行いましょう。