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風邪や病気後の登園はいつからできるの?

保育園や幼稚園に通っている子どもが、風邪などの病気にかかると登園させず休むことになりますが、体調回復後どのタイミングで登園させるか悩むことも多いでしょう。そこで今回は、登園再開の目安やガイドラインについて詳しくまとめました📋


登園再開の目安はいつ?

厚生労働省のガイドラインによると、子どもの発熱後の登園再開の目安を次のように定めています☝🏻

  • 熱が37.5℃以下で元気があり機嫌がよい
  • 顔色がよい
  • 食事や水分が摂れている
  • 発熱を伴う発しんが出ていない
  • 排尿の回数が減っていない
  • 咳や鼻水を認めるが増悪していない
  • 24時間以内に解熱剤を使っていない
  • 24時間以内に38℃以上の熱はでていない


しかし、これは一般的な発熱のことで、感染症だと病気の種類によっては登園再開の目安が異なり、医師👩🏻‍⚕️の治癒証明書の提出が必要な場合もあります。


感染症の種類別「登園の目安」

✔ 保護者の判断で登園再開できる病気と登園目安

保護者の判断にて、子どもの体調回復後に登園再開できる病気と、その登園目安をまとめました💡

病名

登園の目安

手足口病

発熱症状がない、口腔内の水疱や潰瘍がなく普段の食事ができる

マイコプラズマ肺炎

発熱症状がない、激しい咳が治っている

溶連菌感染症

抗菌薬の服用から24~48時間が経っている

ウイルス性胃腸炎

嘔吐や下痢などの症状が治っている、普段の食事ができる

ヘルパンギーナ

発熱症状がない、口腔内の水疱や潰瘍がなく普段の食事ができる

伝染性紅斑(りんご病)

全身の状態が良い

帯状疱疹

発疹が全てかさぶた化している

突発性発疹

呼吸器症状がない、全身の状態が良い

RSウイルス感染症

発熱症状がない、全身の状態が良い


✔ 医師の治療証明書の提出が必要な病気と登園目安

子どもの体調回復後に、医師の「治療証明書」の提出が必要な病気と登園の目安をまとめました💡

病名

登園の目安

インフルエンザ

発症から5日経過し解熱から2日経過している

百日咳

特有の咳が治っている、または適正な抗菌性物質製剤を使用し5日間の治療がすでに終わっている

水痘

発疹が全てさぶた化している

風疹

発疹が治っている

プール熱(咽頭結膜熱)

発熱・出血症状の消失から2日経過している

流行性耳下腺炎

腫脹の発現から5日経過し全身の状態が良好である

麻疹

解熱から3日経過している

侵性出血性結膜

医者から感染の恐れがないと認められる

侵襲性髄膜炎菌感染症

医者から感染の恐れがないと認められる

腸管出血性大腸菌感染症

医者から感染の恐れがないと認められる

子どもの病気や感染症は、ママやパパにとって悩ましい問題ですよね。子どもが登園できないとなると、仕事場や生活にも支障がでてしまうので、早く登園🏫させたいと思ってしまうものです。ですが、完全に回復していないまま無理に登園させてしまうと、子ども病気がぶり返すだけでなく、園内の他の子どもたちまでに影響を与える可能性もあります。なので、必ず医師🩺や園の規則を守り登園再開をさせるようにしましょう。


「登園再開の目安」参考:厚生労働省ホームページより