子どもが、赤ちゃんの頃からお気に入りだったぬいぐるみ🧸などがありますか?また、そういったお気に入りのぬいぐるみを、保育園や幼稚園にも持って行こうとして困った経験をした人も中にはいるでしょう。これは「移行対象」というもので、子どもの成長🌱においてとても重要な過程です。そんな子どもの移行対象について詳しく見ていきましょう。
子どもの移行対象とは
🏷️そもそも移行対象ってなに?
移行対象とは、イギリスの小児科医🧑🏻⚕️でありながら精神科医でもあるウィニコットが名付けたもので、乳幼児が常に特定のアイテム(ぬいぐるみ、毛布など)を肌身離さず持ち歩き、それがないと不安になってしまうといった行動を指します。こういった、乳幼児期の子どもが特定のものに深い関心👀を示し、それを常にそばに置きたがるという心理学的な行動は、成長過程の一つでもあります。一般的に移行対象になりやすいものは、ぬいぐるみや毛布、タオル、ブランケットなどさまざまです。
🏷️移行対象ができる理由とは?
移行対象は、ママとの「分離」がはじまることでできやすくなります。乳幼児期の子どもは、不快や不安など自分の感情を泣く😭ことで知らせます。そしてそれを、ママがキャッチし対応してくれることで、子どもはママに信頼感や安心感を感じます。しかし、24時間常にママとずっと離れずにいることは難しいため、ママ👩🏻と離れている間にママから感じていた安心感を移行対象から得ようとしはじめます。こういった行動は、子どもが自分の力でママとの分離に対処しようとする「適応力」の表れでもあり、子どもの欲求が十分に満たされるがどうかが、子どもが移行対象を持つようになることに深く関係していることが分かります。
🏷️移行対象はいつ現われるの?
移行対象が現れる時期には個人差がありますが、一般的には1~2歳前後📅にピークを迎えるとされています。移行対象が現れるきっかけもそれぞれですが、常にママが添寝をしたり母乳育児をしている子どもは、そうではない子どもより移行対象が現れにくい傾向にあります。これはつまり、日常生活の中でママから安心感と安定感を得たいという乳幼児の欲求が十分に満たされているがどうかが、子どもが移行対象を持つようになることに深く関係していることが分かります🙂
移行対象を持つことは成長の証
子どもが移行対象を持つことは、上記でも説明したようにママとの分離から生じる不安やストレス💭などに、上手く適用しようとする表れでもあります。子どもは、ママとの距離感を自分で何とか調整しようと「移行対象」を作るようになるのです。なので、移行対象を持つということは、ママから独立していくという過程でもとても重要💡なことだということを覚えておいてください。こういった子どもの行動に対して叱ったり、移行対象を無理やり奪ったりすることも控えましょう。子どもが4歳頃になると、自然と移行対象への愛着も減ってくるので、子どもが自分から手放すようになるまで見守ってあげましょう💓