子育てをしながら、発達障害という言葉をよく耳にしますよね。ですが、発達障害とは具体的にどんな症状が現れるのかについては、はっきりと分かっていないママやパパも多いはず。そんな方に見て頂きたい、発達障害の種類や特徴、対策法を踏まえて詳しく解説していきたいと思います👀
子どもの発達障害
✔ 発達障害とは?
発達障害とは、先天的に脳機能の発達が偏って起こる障害のことを指します。発達障害の人は、得意・不得意の特性が存在し、脳内での情報処理の仕方が他の人と違っているため、周囲の環境や人との関わりのミスマッチによって学習📝や社会生活に困難が生じることが多いです。ですが、発達障害を外見から見分けすることは難しく、症状も人によって異なります。そのため、発達障害の子どもを「わがまま」、「自分勝手」、「困った子」などと誤って捉えてしまうことも多いです😖
✔ 発達障害の種類・特徴
一言で発達障害と言っても、その種類や特徴はさまざまです。発達障害の種類や、それぞれにどういった特徴があるのか詳しく見ていきましょう🔍
👉🏻自閉症スペクトラム障害(ASD)
ASDは、対人関係やコミュニケーションに難しさを感じることが多く、繰り返されることや同じことに安定感を感じる「想像💭・行動の特異性」が現れます。
👉🏻注意欠如・多動症(ADHD)
ADHDは、不注意(集中できない)・多動性(じっとしていられない)・衝動性(思いつくとすぐ行動する)という特徴が現れます。
👉🏻学習障害(LD)
LDは、学び方の特異性が現れることから、聞く・話す・読む・書く・計算🧮する・推論するなどの能力に困難が発生します。
他にも、発達障害の特性が見られるが診断基準を満たさない状態を示す「グレーゾーン」という現れ方をすることもあります。
子どもの発達障害の対処法
子どもの発達障害は、種類や特徴によって対処法も異なります。まずは、環境を整え子どもの特性にあった生活や学びを提供し、サポート🤝🏻するようにしましょう。あくまでも、子どもの特性を理解した上で、サポートをするよう心がけてください。次に、発達障害の子どもが持つ特徴をまとめました💁🏻♀️
自閉症スペクトラム障害(ASD) | ・言葉の遅れ ・コミュニケーションが苦手 ・強いこだわり ・自傷行動 ・感覚過敏 ・感覚鈍磨 |
注意欠如・多動症(ADHD) | ・集中できない ・忘れ物が多い ・不注意が目立つ ・我慢ができない ・感情・行動のコントロールができない |
学習障害(LD) | ・読む・書くことが苦手 ・算数が苦手 |
このような特徴を理解してもらえずに「できない子」、「困った子」と誤解されて叱られると、子どもは自信ややる気をなくし引きこもりやうつ病、反抗挑戦性障害などの二次障害につながることもあります。なので、まずは子どもをよく観察🔎し、ただ注意するのではなく子どもに寄り添いよく観察するようにしましょう。
子どものADHDの治療法
ADHの治療法は、大きく療育(発達支援)と薬物療法に分けられます。療育では、ADHDの子どもに不必要な刺激⚡を減らし集中しやすい環境を作ってあげたり、子どもが集団活動で必要なスキルを身につけることができるようサポートする治療法です。こういった治療を通し、子どもにできることを増やし、隠れている能力を引き出すことができるとされています。一方で症状によっては、薬物療法💊が必要なケースもあり、この場合には薬を使って脳内の神経伝達物質を改善・調整することで症状をコントロールします。ただ、薬物療法は症状の緩和が目的であり、根本的な治療法ではありません。また、副作用が生じる可能性もあるので、医師👩🏻⚕️と相談しながら容量と用法を守り治療をしていきましょう。