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妊娠悪阻(つわり)重症化防止対策

妊娠初期につわりの症状が現れることは自然なことですが、つわりがあまりにもひどいと、食事がほとんど摂れず❎お腹の赤ちゃんや、ママの健康にも深刻な影響を与えてしまうこともあります。そんな妊娠初期に注意したい、妊娠悪阻について詳しく見ていきましょう🔍


妊娠初期の原因と症状

✔ 妊娠悪阻ってなに?

妊娠悪阻(にんしんおそ)とは、つわりで食事や水分補給💧ができなくなり、つわりがさらに重症化することです。胸の不快感や吐き気で激しい嘔吐を繰り返すことから、脱水症状と栄養が摂れない状態に陥ってしまい体重が減少してしまいます。また症状がさらに悪化すると、体内のミネラルのバランスを崩してしまい、脳神経障害🧠や肝機能障害にまでつながる可能性があります。こうなる前に、なるべく早い段階で病院へ受診し、的確な治療を受けることが重要です。


✔ 妊娠悪阻とつわりの違い

つわりは、妊娠初期に吐き気や嘔吐🤮、食欲不振などの症状が起こることを言います。つわりの症状が現れるのは、早い人だと妊娠5週ごろからで、妊娠16~18週ころになると落ち着いてくるのが一般的です。妊娠悪阻とつわりの違いは、症状の度合いによって呼び方が変わり、体重が5%以上減少したり脱水症状が見られると妊娠悪阻として治療🩺が必要だと考えられます。


💡妊娠悪阻とつわりの比較

妊娠悪阻

つわり

  • 体重が5%以上減少する

  • 頻繁な嘔吐による脱水症状

  • 尿中ケトン体に陽性反応が出る

  • ひどい吐き気や嘔吐が続く

  • 体力が低下し寝たきりになる

  • 意識障害、脳神経障害

  • 肝臓や腎臓の機能障害

  • 吐き気・嘔吐・食欲不振

  • 食べ物の好みが変わる

  • 匂いに敏感に反応する

  • 眠気が強い

  • イライラしやすい


妊娠悪阻の診断と治療

✔ 妊娠悪阻はどうやって診断されるの

つわりの症状がひどく、どうしても食事🍜や水分補給ができなくなった場合は、すぐに病院で診てもらう必要があります。妊娠悪阻は、問診に加えて次の検査を行って診断します。

👉🏻妊娠悪阻の検査

血液検査 / 尿検査(尿中ケトン体) / 腎機能検査 / 脱水の有無

上記の検査を通して、嘔吐や体重減少の原因に妊娠悪阻以外の疾患が関わっていないかを調べます。これには、消化器疾患や胞状奇胎、腸閉塞、バセドウ病などの甲状腺機能亢進症などが考えられます。


✔ 妊娠悪阻の治療方法は?

妊娠悪阻だと診断されると、入院が必要となる場合もあります。お腹の赤ちゃん👶🏻の成長に影響を与えないようにするためにも、しっかり治療を受けるようにしましょう。

👉🏻妊娠悪阻の治療方法

輸液 / 鎮痛剤 / 経口摂取の制限 / 人工妊娠中絶

病院にて指導を受ける、少量の食べ物を頻繁摂取する食事法を行っても症状が改善されず、吐き気や嘔吐で経口👄での摂取ができない場合には、必要な水分やエネルギー、電解質などを輸液を通して補給します。ただ、妊娠初期に薬物を使った治療をするのは、赤ちゃんに先天異常が起こる可能性があるので、医師の指導の下慎重に行う必要があります。