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新生児のモロー反射とは?

赤ちゃんが生まれてから数ヶ月間の間は、「モロー反射」という症状が見られます。特に初めての育児だと、モロー反のことを知らないママやパパもいるでしょう。そんな中、初めてモロー反射を目にすると驚くかもしれません。そんな、新生児期に起こるモロー反射について見ていきましょう👀


新生児のモロー反射

🏷️モロー反射とは?

モロー反射とは原始反射の一つで、赤ちゃんの意志とは関係なく外部からの刺激によって、反射的に起こる行動を言います。ドアの開閉音やテレビの音など日常生活での音や光、そして抱っこしていた赤ちゃんを寝かせる時の姿勢の変化などによって、赤ちゃん👶🏻はびっくりしたように両手を広げるなどの反応をします。モロー反射は、赤ちゃんが自分の身を守るために起こす自然で正常な反応となり、順調に成長している証でもあったり、大脳もしっかり発達していることを意味します。また、生後0~4ヶ月ころまで見られるのが一般的ですが、なかにはモロー反射が1歳~2歳頃📅まで続くケースもあります。


💡原始反射:生まれつきの反射的な運動。モロー反射の他にも自動歩行や把握反射、哺乳反射などがある


🏷️モロー反射が見られない・長く続く

赤ちゃんの成長や発達には個人差があるため、モロー反射をする時期や頻度もそれぞれ異なります。ですが、モロー反射が見られなかったり長く続く場合は、脳🧠や神経系に異常がある可能性もあるので、病院での受診が必要です。また、モロー反射が長く続くことで発達障害ではないかと不安になりがちですが、モロー反射と発達障害の関連性は、まだはっきりとは分かっていません。なので、どうしても心配になる場合は、病院で一度医師🧑🏻‍⚕️に相談してみましょう。また、普段からモロー反射が起こるタイミングや強さ、頻度などを記録しておくと医師に相談する際役立ちますよ。


モロー反射の対処法

モロー反射は、外部からの音🎵や光、姿勢の変化の刺激によって起こる反応なので、赤ちゃんが刺激を受けずにゆったりと過ごせる環境を整えることが大切です。また、抱っこから赤ちゃんを寝かせる時には、首の角度や姿勢ができるだけ変わらないように心がけ、赤ちゃんを寝かせる寝具🛏️も事前に温めておくと、温度の変化に驚くこともないでしょう。その他にも、おくるみを使用し赤ちゃんを包んであげると、手足が固定されて自分の動きにびっくりすることも少なくなります。おくるみは、赤ちゃんへの刺激が少なく肌触りの優しい素材で作られたものを選ぶと良いですよ😌

👉🏻おくるみの巻き方

①ひし形にしたおくるみの上に赤ちゃんを寝かせる

②赤ちゃんの右側の部分を左側に折り込む

③足の下の部分を上に持っていき包む

④左側の部分を右側に持っていき包んで完成


モロー反射は、生まれて間もない赤ちゃんによく見られる自然な反応で、赤ちゃんの発達過程でもありますが、反射反応が激しかったりすると不安になることも多いと思います。不安がなかなか解消されない場合は、一度かかりつけの病院🏥で相談してみましょう。