生理が遅れたり、体調に変化があるなど妊娠の兆候が現れたとき、自宅🏡でも妊娠を確認することができるものが「妊娠検査薬」となります。市販の妊娠検査薬で一度妊娠の有無を確認し、陽性反応が出たので産婦人科へ受診したという方も多いでしょう。そんな、妊娠の有無を事前に自宅でも簡単に確認できる、妊娠検査薬の仕組みや正しい使い方、使用時期などについて詳しくまとめました📋
妊娠検査薬で妊娠がわかる仕組み
妊娠検査薬は、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンにより反応する仕組みになっています。hCGホルモンとは、受精卵🥚が着床することで胎盤のもとになる絨毛が作られ始め、そこから分泌されるホルモンとなります。このホルモンは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌を保ち、胎盤の成長を助けるなど、妊娠を維持させるのに重要なホルモンの一つでもあります。受精卵が着床した直後は、hCGホルモンの分泌量はまだ少量ですが、4〜5日が過ぎたころから血中🩸や尿中から検出されるようになります。市販で売られている一般的な妊娠検査薬は、このホルモンが尿中に含まれているかを調べることで、妊娠の確認を行います。
妊娠検査薬の正しい使い方
市販の妊娠検査薬は種類、製造社など種類は様々ですが、使用方法や仕組みに大きな違いはありません。そんな妊娠検査薬の正しい使用方法を下記にて紹介します💁🏻♀️
1️⃣検査薬の指定部分に尿をかける
パッケージの使用方法などで、指定されている部分に尿をかけます。
2️⃣結果(線)が出るまで検査薬を水平に置き待つ
結果を待つ際に、縦や斜めにして置いてしまうと正しい結果が出ないこともあるので注意しましょう。
3️⃣検査結果の確認をする
妊娠検査薬によって異なりますが、陽性か陰性かのサインは判定窓に出る線によって判断します。判定窓に線が出たら陽性のサインで、妊娠🤰🏻の可能性が高いということを指します。その反面、判定窓に線が見られないと陰性となり、妊娠の可能性は低いということになります。
また、市販の妊娠検査薬には、取扱説明書やパッケージに使い方が記載されています。なので予め、取扱説明書を読みこんで、使用方法に従って正しく使用するようにしましょう☝🏻
妊娠検査薬を使用する時の注意点
妊娠検査薬の使用方法は難しくはなく、パッケージや説明書に記載されている内容を見て行うと失敗する事はほとんどありませんが、なかには検査結果が上手く得られない場合もあります。そんな方のために、下記にて検査時に注意⚠️したい点をまとめたのでご参考ください。
👉🏻フライング検査・かけた尿が少量の場合
妊娠検査薬を試した時に陽性の線が薄く見られた場合は、hCGホルモンの分泌量がまだ少量だった場合か、または妊娠検査薬にかける尿の量💧が足りなかった可能性があります。一般的には、判定窓のラインが濃くても薄くても線が出さえすれば陽性となりますが、明確に確認するためには数日~1週間後の再検査をおすすめします。
👉🏻尿のかけ過ぎ・不妊治療を行っている場合
妊娠検査薬を使用し陽性を確認したはずなのに、病院🏥にて妊娠ではないと判断される場合もよくあります。これは、検査の際に妊娠検査薬に尿をかけすぎたり、不妊治療でhCG注射を投与している場合に体内に残ったhCGホルモンが反応してしまい、陽性と結果が出ることがあるためです。
その他にも、受精卵が着床しhCGgホルモンが分泌されたものの、うまく着床できず流れてしまう生化学的妊娠の可能性もよくあります。なので、妊娠検査薬で陽性を確認したとしても安易に周りには知らせず、必ず産婦人科や病院を受診🩺し妊娠の有無をきちんと判断してもらうようにしましょう。