妊娠中は、妊婦さんが食べたものが赤ちゃんにも伝わるため食事にも注意が必要です。特に、お寿司やお刺身などの生ものは避けるなど、食べ物に気をつけている妊婦さんも多いと思います。生ものが危険なら「生野菜🥕」も危険なんじゃないかと不安になる方も中にはいるでしょう。そんな、妊娠中の生野菜の摂取についてくわしくまとめました📋
妊娠中の生野菜は大丈夫?
妊婦さん🤰🏻が生野菜を食べることは問題ないとされています。むしろ生野菜では、食物繊維やビタミン、ミネラルなどがしっかり摂れるので、妊娠中にもおすすめです。また、噛み応えもあるため、よく噛むことで満腹感も増し、体重管理にもつながります。また、つわりなどで食事を摂ることがつらい時も、スティックサラダやキャベツ🥬の千切りだったら食べれたという声もあるほど、妊娠中の強い味方にもなってくれます。
注意したい!
生野菜による「感染症」
🦠トキソプラズマ症
妊娠中は妊娠前より免疫力が低下しているため、感染症などには十分注意が必要です。特に、生野菜を食べることで「トキソプラズマ症」になりやすいと言われています。トキソプラズマ症とは、トキソプラズマという病原虫が原因となり起こる食中毒となります。感染する原因は、十分に加熱されていない肉類🥩や猫の排泄物からで、猫の排泄物が混じった土から収穫された野菜を生で摂取することでトキソプラズマ症になる可能性があります。もし、妊娠中にトキソプラズマ症に感染してしまうと、赤ちゃんにも視力障害や水頭症、精神運動機能障害などの異常が出たり、流産につながる恐れもあります😱
🦠リステリア菌
発熱や筋肉痛、頭痛、胃腸炎などを引き起こすリステリア菌は、主にナチュラルチーズ🧀などの乳製品やスモークサーモン、生ハムなどに見られることが多いですが、海外では生野菜や果物🍓の摂取によるリステリア食中毒も報告されています。国産の生食用野菜からは、リステリア菌は検出されてはいませんが、感染症は事前の予防が何よりも大切なので。生野菜を食べる時には注意が必要なのです。
生野菜摂取時のポイント
妊娠中にも、できるだけ安全に生野菜を食べるためのポイントを紹介したいと思います。
👉🏻新鮮な野菜を選ぶ
野菜を選んで購入する時は、痛みの少ない鮮度のよいものを選び、保存の際は菌を増やさないようにすぐに冷蔵庫で保管するようにしましょう。冷蔵庫で保存して菌の増殖を防ぎながら、できるだけ早めに食べるようにし、すぐに消費できない物は冷凍保存❄️したり購入時に少量だけ買うようにしましょう。
👉🏻食べる前にしっかり洗う
生野菜を食べるときは、まずよく洗うことが大切です。水💧で洗い流すことでトキソプラズマ菌やリステリア菌を減らすことができます。また、サラダ用にカットされている野菜は、洗わずに食べられる「洗浄済み」マークがあるものを選びましょう。
👉🏻生野菜にこだわらない
野菜は生でなくても色々な調理方法で食べることができる食材です。加熱🍲することで、栄養素が落ちるものもありますが、全くなくなるという訳ではないので、さまざまな調理方法で摂取するようにしましょう。