妊娠から出産までの時期は、赤ちゃんに出会える期待感や家族の喜び、周りからの応援や祝福などで幸せを感じることが多い時期です。ですが、一方ではうつ病💭に陥りやすい時期でもあります。出産や育児に対する不安や、体の変化や妊娠中の症状によるストレスで、知らず知らずのうちに症状が進行してしまうのです。そんな、妊娠中に陥りやすいうつ病について詳しく見ていきたいと思います🔍
妊娠中のうつ病、原因や特徴
✔ 妊娠中のうつ病とは?
うつ病のことを「心の病」だと思うことが多いですが、最近では精神的・身体的なストレスなどによる脳🧠の機能障害だと考えられています。妊娠すると体や生活の変化が原因となりうつ病になることを「妊娠うつ」と言い、産後の様々なストレスがうつ病に発展することを「産後うつ」と言います。妊娠うつも産後うつも脳の機能障害の一つで、心の病ではありません。また、妊娠中に落ち込んだり気分が下がっていく「マタニティーブル」とも区別されます。マタニティーブルーは、すこし時間⏰が経つと良くなる一過性の状態ですが、妊娠うつや産後うつは長く続くもので、治療が必要なケースもあります。
✔ なぜうつ病になるの?
うつ病は、様々なストレスが重なり発症する脳の機能障害となります。なので妊娠中のうつ病の原因は、妊娠中に受けるストレス⚡が大きいと考えられるでしょう。下記にて、妊娠中に起こりうるストレスを、身体的面と精神的面に分けてまとめてみました。ただこれは、一つの例であり、妊婦さんが受けるストレスは人によっても異なることを理解の上で参考にしてください☝🏻
😔妊娠中に起こりうるストレス
身体的ストレス | 精神的ストレス |
つわり、だるさ、食欲不振、便秘や下痢、 睡眠不足、体型の変化、気分の落ち込み | 生活の変化、出産や育児に対する不安、 パートナーとの協力関係 |
✔ うつ病の代表的な症状
次に、妊娠うつと産後うつの症状をまとめました。下記の項目で当てはまるものがいくつがある場合、うつ病である可能性があります。また、これらの症状は妊娠中のうつ病だけでなく、一般的に現れるうつ病の症状でもあります📋
- 気持ちが落ち込みやすい
- イライラしてしまう
- 無気力になる
- 何をしても楽しくない
- 食欲にムラが出る
- だるさを感じることが増える
- 他人との交流を面倒だと感じる
- ミスや後回しにすることが多くなる
- 寝つきが悪い
- すぐ涙が出てしまう😥
妊娠中のうつ病にどう対処する?
妊娠中うつ病かなと感じた時、どのように対処していけば良いか見ていきましょう。
1️⃣生活習慣を整える
規則正しい生活習慣と食生活の改善は、身体的・精神的な安定につながります。つわりで食事が上手く摂れないこともあると思いますが、できるだけ栄養バランスを考えた食事を心がけましょう。
2️⃣一人で抱え込まない
責任感が強い人は、気づけばストレスが溜まりうつ病になっていたということが多いです。なので、一人で抱え込まずに周りの人にも相談する勇気を持ちましょう。
3️⃣身近な人に協力を求める
妊娠してからも、妊娠前と同じく家事や仕事に負われると当然ストレスが溜まるものです。一人で全てこなそうとせず、パートナーや家族にも協力してもらいましょう。
4️⃣医療機関へ受診する
うつ病の治療法には、薬物療法だけでなく非薬物療法もあり、妊婦さんでも治療を受けることができます。うつ病の症状がひどい時には、迷わずに医療機関へ受診するようにしましょう。