妊娠期間中、ママは食事から生活習慣に至るまで、赤ちゃんのことを第一に考えながら過ごすことになります。そんな中、妊婦健診で「赤ちゃんが少し小さいね👶🏻」と言われると、誰しも不安になるでしょう。また、「小さめ」と言われただけでも不安になるのに、「胎児発育不全の可能性がある」と言われてしまったらパニックになってもおかしくありません。そこで本文では、胎児発育不全について詳しく見ていきたいと思います☝🏻
胎児発育不全って何?
原因や特徴とは
✔ 胎児発育不全とは
胎児の成長には個人差があるため、同じ週数📅であっても胎児の大きさに違いがありますが、標準範囲以内であれば特に問題ないとされています。ですがなかには、赤ちゃんがとても小さく胎児発育不全を診断されることもあります。胎児発育不全とは、その名前からも分かるように胎児が十分に発育🌱できていない状態を意味します。赤ちゃんの大きさを測るために行われる超音波検査で、-1.5SDの数値を下回ると胎児発育不全だと診断されます。この時の-1.5SDという数値は、分かりやすく言うと同じ週数の赤ちゃんに比べて、成長が2週間ほど遅れていることを意味します😔
✔ 胎児発育不全の原因
胎児発育不全の原因は様々で、複数の原因が関わっている場合もあれば、原因事態が分からないこともあります。次に胎児発育不全と考えられるものを大きく3つに分けてまとめました💁🏻♀️
1️⃣母体からの要因
もともと母体に、高血圧や糖尿病などの基礎疾患があることが胎児発育不全の原因になることがあります。また、ママとパパの体格が小さい場合、妊娠中ママの体重があまり増加📈していない場合、ママが喫煙や飲酒をしている場合なども原因として考えられます。
2️⃣胎盤・臍帯からの要因
胎盤に機能の低下や形態の異常などの問題⚡があると、胎児発育不全になることがあります。また、臍帯のねじれが強すぎたり、本来なら2本あるはずの臍帯動脈が1本しかなかったりすることも原因となります。
3️⃣胎児からの要因
胎児からの要因としては染色体異常🧬がもっとも多いです。また、先天性の胎児奇形や胎児感染が胎児発育不全につながることもあります。
胎児発育不全だと診断されたら?
🩺胎児発育不全の診断方法
胎児発育不全は、母体には特に自覚症状がなく、お腹の大きさ🤰🏻が赤ちゃんの大きさと関係があるわけでもありません。胎児発育不全が分かるのは、妊婦健診で行われる超音波断層法で胎児の大きさを測った時となります。診断の基準となる「-1.5SD」は、基準値に比べてどのくらいの差があるのかを表す数値です。例え胎児が小さめだとしても、必ず何らかの異常があるということではありません。小さめである理由が、ただただ個人差によるものなのか、それとも発育不全によるものなのかを診ていく必要があります👀
⚠️診断後に注意すべきこと
胎児発育不全には、残念ながら明確な治療法が確立されていません。もし、胎児発育不全と診断された場合は、原因を見つけ対処治療していくのが唯一の方法です。胎児の成長具合を慎重に観察🔍しながら、必要な場合には管理入院をすることもあります。また、お腹の赤ちゃんが小さいと指摘された場合、栄養不足を心配して食事の量を増やしたりすることも多いですが、たくさん食べたからといって胎児が大きくなるといった根拠はありません。むしろ過度な栄養摂取は体重の増加につながり、分娩に支障をきたしたり、妊娠高血圧につながる恐れもあるので、必ず医師🧑🏻⚕️の判断に従い自己判断での対処は控えるようにしましょう。