妊婦さんの中で「目が疲れやすい」、「最近、よく見えないような気がする」と感じる方も少なくないと思います。一時的な症状だと思い、そのまま放置してしまうことも多いと思いますが、実は妊娠中から産後までの期間は、視力の低下が現れやすい時期でもあるので注意が必要です。そこで今回は、妊婦さんに起こり得る視力の変化について詳しく見ていきたいと思います🔍
どうして目が疲れやすくなるの?
女性の体は、妊娠と共に赤ちゃん👶🏻を産むための準備を始めます。ホルモンの変化もその一つで、妊娠によって女性ホルモンの分泌が多くなると血圧が上昇し、眼球の状態にも変化が生じます。このようにホルモンバランスが変化する度に、目👀は何度も視界不良を調整しようとするので、その過程で目が痛くなったりかすんで見えたりします。また、妊娠初期だとホルモンの急激な変化に体が対応できないことも原因として考えられます。その他にも、妊娠中は免疫が低下し目の病気にかかりやすい状態になるので、普段から栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠、程度な運動などで体の免疫力を高めるのも重要です。妊婦さんは、妊娠期間が進んでいくほど貧血気味になりやすく、貧血😵💫によるめまいなどで視界不良が起きることもあります。他にも、もし目がチカチカする症状が現れたら、妊娠中毒症による可能性もあるので、すぐ病院で一度診てもらようにしましょう。
妊娠中の目の疲れ対処法
👁目の疲れを予防する方法
ホルモンの変化や血圧の上昇によって起こる目の疲れや痛み、視界不良は妊娠初期から予防するとより効果的です。次に目の疲れを予防する方法を紹介します💁🏻♀️
1️⃣目をマッサージする
妊娠初期から目頭をマッサージしたり指圧マッサージをすると、硬直した目の筋肉をほぐして疲れ目を予防することができます。また、妊娠中に溜まりやすいストレスをリフレッシュする効果も期待できます。
2️⃣ホットタオルを活用する
目にホットタオルを覆い、緊張した目をほぐすことも、目の疲れや痛みを軽減する方法の一つです。
3️⃣目に良い栄養素を摂る
目に良いとされているビタミン類やアントシアニン、タウリンなどが多く含まれた食材を積極的に食事に取り入れるようにしましょう。
👉🏻目に良い栄養素が含まれた食材
- ビタミン類:人参、ほうれん草などの緑黄色野菜
- アントシアニン:黒豆、ブルーベリー、ぶどう🍇など
- タウリン:イカ、タコ、アサリ、サザエなど
👁妊娠中に目薬を使う時の注意点
目の痛みや疲れがひどいと、薬物治療💧が必要になる場合があります。妊娠中であっても一般的に使用する目薬の分量だと、ママやお腹の赤ちゃんに影響を与えないとされていますが、目薬に含まれている成分には注意⚠️が必要なものもあります。特に鎮痛・抗炎症効果がある「プラノプロフェン」が使われた目薬は、妊娠中の使用は控えるようにしてください。プラノプロフェンに含まれる成分が、動脈管を収縮させることがあり、赤ちゃんに影響を与える可能性があります。また目が痛い時には、まず産婦人科で相談をした上で眼科に行くようにしましょう😌