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妊娠中の尿タンパク、尿検査の重要性

妊娠中は、タンパクが多く含まれるタンパク尿になりやすい状態です。疲労やストレス、つわり🤮などが原因で一時的に陽性反応が出てしまうことも。ただし、腎機能の低下や妊娠高血圧症候群を発症しているケースもあるため、妊娠中の病気に早く気づくためにも妊婦健診で行う「尿検査」は実はとても重要な検査なのです。「尿タンパクって?」、「陽性反応が出る理由は?」、「陽性反応が出たらどう過ごせばいいの?」そんな疑問を解説していきます🤲🏻


尿タンパクってなに?

✔ 腎臓と尿タンパクの関係性

体の臓器の一部である腎臓は、血液をろ過して体にとって必要なものか不要なものかを分ける働きがあり、不要なものが尿として排出🚽されるようになっています。タンパク質は人間にとって大切な栄養素であるため、基本的には体が「必要」と判断するべきものですが、これが尿に混ざっている場合は腎臓になにかしらのトラブルが起きている可能性が考えられます。ただし、妊婦さんは運動不足からの腎機能や低下、免疫力の低下による膀胱炎によって尿タンパクが陽性になることもあるので、必ずしも病気であるという訳ではありません。


✔ 妊娠高血圧症候群の可能性

尿タンパクと大きく関係してくる「妊娠高血圧症候群」は、妊婦さん🤰🏻が一番注意しておかなければなりません。これは、尿タンパクが出ていたとしても自覚症状がほぼないため、医師の指示に従い正しい期間での妊婦健診を行うことがとても重要になります。自覚症状がないからと放っておくと、腎臓へさらに負担をかけてしまい血圧も上がってしまうので検査期間📅に遅れがないように気をつけましょう。


陽性反応が出てしまったときは

✔ 一時的な陽性反応

妊娠中は血液量が増加するため、妊娠していないときに比べると腎臓への負担が大きくなります。さらに後期になると、もともと腎臓に持病があった人は腎臓の働きが低下📉していくほか、ストレスや疲労、食べ過ぎや便秘、タンパク質の摂り過ぎなどにより一時的に陽性反応が出ることもあります。


✔ 健診の度に陽性反応が出る

この場合は注意が必要で、より詳しい検査が必要になってきます。妊娠高血圧症候群を含め、病気は早期発見が非常に重要となるため、医師🧑🏻‍⚕️の指示に従って正しい検査を早めに行うようにしましょう。腎臓と血圧には大きな関りがあるため家庭での血圧測定を習慣にし、もし血圧が異常に上がった場合は病院に連絡をして早めに受診するようにしてください。


尿タンパクを出さないためにできること

✔ 日常生活での事前対策

一度の陽性で必ずしも病気というわけではありませんが、日頃から生活習慣に気をつけておけば妊娠高血圧症候群とは無縁の妊婦生活を送ることもできるので、事前対策を行いましょう💁🏻‍♀️

1️⃣塩分控えめな食生活を

塩分や糖分の摂り過ぎは腎臓に負担をかけ、特に塩分は高血圧のリスクを高めてしまいます。塩分🧂の摂取量は一日7~8g程度に抑えるようにしましょう。塩分の摂り過ぎを防ぐための工夫は以下を参考にしてください。

  • 味付けは直前
  • 減塩醤油に変える
  • だしや酸味、香辛料を使って風味をアップ
  • 加工、練り製品は控えめに
  • 麺類のスープは飲まない

2️⃣適度な運動で体重管理

体重が増えすぎると、腎臓への負担も大きくなります。バランスの摂れた食生活を意識し、無理のない運動を日々の習慣にし続けるよう心がけましょう。過度な体重増加は、母体だけではなく赤ちゃん👶🏻への負担も大きくなります。ひとりではないという意識を持って生活するようにしてくださいね。

3️⃣リラックスした生活と良質な睡眠

妊婦さんは睡眠不足や疲れ、ストレスなどによりホルモンバランスが崩れやすい状態にあり、尿タンパクが出やすくなります。体に負荷がかかっている状態は、高血圧のリスク因子を増やす要因に繋がるため、なるべく無理をせずストレスフリーな生活を心がけましょう🍃


✔ 自己判断は禁物

妊娠高血圧症候群など、放置すると母子ともに危険な状態に陥る可能性があるため、何事も自分で判断せずに気になることや小さな異変があれば、すぐに医師に相談しましょう。また、妊婦健診🩺の期間をしっかり守り、定期的に尿検査を受けることが大切です。病気は早期発見が非常に重要です。安全な出産のためにもママとしての自覚を持って楽しいマタニティライフを送りましょう😌